歌姫の奏でる歌は――、

SFの基本的な骨子を踏まえつつ、歌姫と云う命題に忠実に寄り添った秀作。
四層と云う、ある種社会的に行き場のないような場所に行き着いた人々。
淡い恋、一時を駆ける切ない思いを丁寧に描いているのは魅力的でした。
短編、中編としては読みやすい逸品だと感じました。
ありがとうございます。