帝だった男性の、感情にあまり大きな揺れ動きのない理由(というか経緯?)が、気になって気になって。ここにたどり着くまでどれほどの苦難を乗り越えてきたのだろうと思うと、東国にくだってのんびりとして余生を過ごしてほしいと思わざるを得ません。
大人になってもなお屈託のない藤壺がどれだけ癒しだろうと思うと。
姫にも幸せになってほしいなあ。この宮廷はどこか物悲しいので、解き放たれて好きな人と自由に暮らしてもらいたいものです。
名前を教え合うってこんなに色気を感じる行為だったのですね。
自分の真の姿をさらす、という点では、とてもとうとい行為ですものね……。
しかし、それにしても、短編集と銘打たれているからには同じ舞台の違う話があるのでは!? すごく気になります!