男性なら誰でも身近に存在するけどそれについて公共の場で言及することは半ばタブー視されているモノを題材にしたショートショート。一見、奇を衒ったコメディタッチの作品だが、根底にあるのは現代の独身若年男性の中に漠然とした不安や諦観を文字通り自分の分身として見つめ直す。一笑に付すこともできるし、考えオチのようでも有る。
取り敢えず、一度読んでみることをおすすめする。
種の存続の為にと思うなら、それは精巣であり、相手に贈るのは精子である。だが、作者がこだわったのは「おちんぽ」そのものだ。そして「おちんぽ」を自分の本体にまで高め、それ以外の体の部位を全て「おちん…続きを読む
出だしからラスト一文のキメまで最高でした。文章力から構成、アイデアまで見事なものです。荒唐無稽で滑稽なようでいて、じっさい人間のすべての営みは生殖に帰結するのだという身もふたもない真実を突いた風…続きを読む
すごい!美しい!最高の芸術品をつくったね
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