第4話
シーンと音のしそうな月夜に足音が響く。
''静かな音''というのは確かにある。
それは夜の恐ろしさを知っているものしか知らない。
いくら静かでも闇の恐怖を知らぬ者は静かな音の恐ろしさも知らない。
時猫の名の由来となった猫耳パーカーを羽織る。
「さぁて仕事開始といきますか。」
「な、なんだ!貴様は!」
「時猫だ。伊馬出建設の敵企業、実瑠救(みるすく)建設は知っているな?そこの依頼で来た。」
「な、なんだと!?」
「案ずるな。すぐに終わる…」
ズパッ
返り血をたっぷり浴びたパーカーが月光を浴び、鈍く光り輝く。
「おい。実瑠救建設か?権田を殺したぞ。」
「おぉ、ありがとうございます。依頼料は先ほどの講座に預けておきますね」
「よろしく頼むぞ。」
任務完了。
時猫 @hiyohiyo1003
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