200文字という短さが、とにかく楽しみやすくて良かったです。
短すぎる話というと、たいていは「どういうこと?」という感じで終わることが多いですが、この短編集はどの話をとっても、しっかりとオチがついて楽しめるようになっています。
それだけ完成度が高いのだと保証できます。
ホラーな感じの話もあれば、クスっと笑えるもの、「ええっ!」と声が出そうになるもの、「あるあるだぁ~!」と身に染みるもの。それらの多様な味わいが、たった200字を読む間にいくつも堪能できます。
まさにグミをつまむくらいの手間なので、一粒ずつでもいいから味わってみてください。