冴えてる

やったね!



本来このような作品、さらにはみかみてれん先生のキャラも相まって、やったね! で本文を終わらすべきなのだと思う。
ただそれだと不適切な投稿を控えてくださいという運営からのメッセージを無視することになるので、蛇足ながら駄文を投稿している昨今、というか今。レビューなう。

以下、ネタバレ含みます。

以下、ネタバレ含みます。

大事なことなので二か(ry



本作では、カクヨムをあえて昨今の課金ゲーム(スマホアプリとかブラウザゲームとか)になぞらえて、面白おかしく書いてるんですけど、まあブラックですわな。

『レビュー数補正+3000件』の鎧は、信者票で賄える。そこまで信者を作る時点でまあすごい書き手さん(あるいは主とか)なのですが、他サイトであっちで連載やってますぅって信者を連れてくるのは、別作品ならありでしょうが、同一作品だと不満が多くなることでしょう。
小説家○なろうで連載中、読者の多数は○説家になろうで読む、カクヨムはアカウント作ってレビューするだけ。
そのような行為はカクヨムにとってプラスにならないどころか、私みたいな弱小作家の恨みや嫉みを買い、不満の温床となる。
せめてカクヨムオンリーの閑話でもあれば、そこには自然とPVが付き、レビューの内容もほどほどに整ったりするのかもしれませんが。

『フォロワー数増量+七億人』の六枚の翼は、フォロ爆で手に入れることが出来た。
初期に話題となり、早々に対応された件。
フォロワーが多い、それすなわち良作。あるいは良作っぽく見える。
ランキングには直接関与しないとしても、実際にペナルティが課されたのですから、良い行為ではないということなのでしょう。これについては昨今のSNSとかのノリで考えたらちょっと規制が早すぎた、あるいは検討違いの規制であったと個人的には捉えている(但し、フォロ爆からの☆爆というコンボが横行してしまっているので心象は悪くならざるをえない。そもそも、ツイッタなんかと違って1000人もフォローして繋がり作ったところでTLならぬ、新着一覧なんて追えないのですから、数の程度の問題ということもある)

『PV数+二兆』の剣は……、

とまあ、よく考えると、そもそもにして鎧が信者って書きましたけど、鎧が相互評価(直接的にしろ間接的にしろ)で個人的には一番やっちゃあいけないことだと思うので(常識の範囲で読んでくれた人の作品読んで評価し返すのはありだと思う。自分の書いた作品を楽しんでくれる人の作品って好みが似てたりするから読みたくなるし。ただしちゃんと読むということは前提)最後の剣がレビューや評価の水増しアイテムにするのが物語としては適切な気がしますが、あえてそうしていないのだとしたらそこにも作者に込められている皮肉を感じ取ることができます。

某小説家になろ○とかだと、PVでのランキングも見れてしまうので、あとやはり商業作家さんとしては、自分の本に累計2億アクセス! とかって帯が付くと売れそうな気がするのでなんとなく、PVも強さのひとつかなあとも思いますが。

総額300万円というのも具体的な数字であり、300万円あれば自費出版だってできちゃうと思います。
ただし課金した、彼は小説を2700文字しか書いていないというまたこれも皮肉で、某サイトの日間ランキングとかでそういうのもあったりなかったりして、ここまで行くと、そろそろ課金アイテムとして、ゴーストライターの登場が待たれるわけで、実際に裏でそういう組織が暗躍していてもおかしくはない。

疑い出せばきりがない話で、例えば出版社が作家をデビューさせるときに、宣伝として異世界ものを小説投稿サイトに掲載して、スカウトしたように見せかけるということも可能であり、実際にそういう疑いがもたれている作品もあったりするらしい。いや、そういう話を聞いたことはないんですが、なんとなくありそうだと思ったりはしてしまう。

もはや疑心暗鬼の塊になっているこのWEB小説業界。

それでも作品自体が面白ければまかり通ってよいとも思う。
信者を連れてこようが(信者が居ること自体がその人の才能)、出版社が裏で暗躍してようが(推されるだけの能力はあるのだから)、宣伝活動の一環として捉えることもできなくもない。
ステマ上等。
ただし、ばれたときのダメージは大きい。それでも作品の質が良ければ上手く纏まるかも知れない。掛けた分だけの金銭、リスクが回収できるかもしれない。

そんなことをいろいろ考えさせる作品であり、短い中にもいろんなエッセンスが含まれており、私の好きなカネの力でVRMMOを無双するっぽさもあって面白かったです。