読者は気づかれただろうか、著者が念入りに施したその仕掛けに?物語は現実のなかで生まれる。現実の出来事が発想の種となり、空想し、紡ぎだされる。しかしそれだけではない。おそらく誰しもが、物語に憧れて、主人公やヒロインのようになりたいと願い、実際に真似してみたことがあるだろう。現実と物語はどちらが先にあるのか。読者は物語が現実を浸食するのを目撃されるはずである。ところで、あの、お問い合わせのメールフォームが逃げるんですけど、どうしたらいいんですか? 電話するしかないですか?
日本? ギリシャ? アセンション島? それとも……あなたの空想の世界?ぶっ飛んでいるようで、そしてまたいい話のようで、でもブラックな現実味を忘れていない、三太夫さんらしいお話です。
理想郷はあるんです!嘘じゃないんです! ほんとうにあるんです。あるったらあるんです。ゆーあるえる?というものから、ほーむぺーじを調べてみてください。(短いながらよく練られた設定と、とても牧歌的で心穏やかになるオチが素晴らしい掌編小説でした)
小説好きな人間なら、こんな余生を選びたくなりますね。彼らのような余生も、幸せかもしれません。私も問い合わせたくなりました
理想ドットあるかでぃあを知って早速URLから申し込みの問合せをさせてもらいました。最初は半信半疑だったのですが、理想郷は本当にあったのですね!今までの人生身を粉にして働いてきた甲斐があったんだなと救われた気持ちになりました。ぜひ、この小説を読んだ方は理想郷を訪ねてみてはいかがでしょうか?きっとあなたの余生の使い方が180度変わるはず。え?サイトのあれが逃げるって?? トップページの一番しtうわっやめろ何をすrうわああああ