ひたすらカッコイイ!

この作者の小説はいつもそうだ。
きらめく銃、諦念と抗い、狂気じみたうわ言。孤独。
その魅力を言い表そうとしてみるけれど、零れるものがたくさんある。

さて、これは待望していた『武装少女とステップ気候』の続編で、主人公の隣には過去が佇んでいると感じる。真正面から、あるいは、上から下から横から、後ろから、記憶に声を掛けられる。何重にも曖昧にされてしまっているけど、そもそも確かだったのかしら。記憶って素敵ね

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ウェット・ガール