想像させるということ

けして起伏はない。
小説とは目で追い、頭で想像する。
想像させるのが難しい。

この作品に想像はいらない。
淡々とした流れに乗ればいい。
起伏は無いように思える。
だが、主人公の心の内は……。
最上のものを知ることは、あるいは不幸なのかもしれない。