妹もの、分裂というキーワード、どう収拾つけるんだという興味から入れて間口が広い。そして収拾つかなさがそのまま無理なくストーリーになっていく構成の妙がある。一方、ジャンル SF なだけあってまじめに(妹が)考察していたりするのも意外性があってよい。某漫画ではこういう場合どういうオチつけたっけ、とメタネタを織り込んで結末への期待感を煽りつつ、巧妙にカスらせて、ちゃんと回帰するあたり大人である。
Web小説でここまで夢中になって読んだ作品はこれが初めてです。アイディアそのものがSFとして良くできている上に、妹がどこまで行っても可愛らしく、ずっと「妹」であり続けるのがとても印象的でした。一…続きを読む
タイトルからは想像できない秀逸な物語。日常系のゆるい話と思いきや、気付けば物語は加速し、日常から分裂した世界がどんどん広がっていく。SFを普段読まない人にも、萌系の物語に興味がない人にも、ひとまず…続きを読む
さまざまなSFが書かれる中で、時にもう新たなアイデアが枯渇したのでは・・・という物足りなさを感じることがあった。そんな考えをたちまち杞憂にしたこの作品の斬新さ、そしてちゃんと矛盾なくまとめられた作品…続きを読む
妹物か、と軽い気持ちで読んでみたら、そんなことはなかった。いえ、もちろん、妹物ではあります。話が進めば進むほど、面白くなっていく展開。続きをはやく読みたいです。
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