一人暮らしと自炊に悩んだこともあったなあの第14話

先日、主治医が来て、今後の治療の希望について聞かれた。

当面、今のを継続という希望にしたんだけど、この辺はある意味究極の選択だよなあ。

どれを選ぼうとも可能性は高くなくて、結果の予測もつきづらい。

困ったものだ。


さて、今回の話は病院とはなーんも関係ないのであるが……。

一人暮らしをかつて始めた頃は自炊に悩んだなあ、って話。

私は自炊をすること自体はあまり悩まずに決定してたので、冷蔵庫なんかはファミリーサイズのを躊躇なく選んたりしてた。

電力的にもかえってエコだったりしたしね。


まあ、そこそこ料理もできるかと思い込んでいたけど、実家でちょこちょこやるのと、完全に毎日料理をするのでは大きく違うなあとも思い知らされたけど(笑)

ちなみに、男の自炊と言えば、野菜炒めとインスタントラーメンというのが定番ぽいけど、私はどちらもあまりしなかった。

焼き物煮物みたいな和食定番の方が多かったな。

煮物は何日か食べられるしね。

連続が嫌なら、ものによっては冷凍保存できる。

あ、でも冷凍うどんはたまに食べてたっけ。単にラーメンよりうどん派だっただけ?

うどんを湯がいてから、ネギと生卵と麺つゆ。時間ないときには食べていた。

やはりインスタントラーメンの代わりではあるな。


自炊する男はモテる、という説がある。

体験的には、残念ながら料理ができようができまいが、モテることにはあまりつながらないと思う。

知人に自炊完璧でパンなんかまで焼いちゃう男がいるが、女性からは「女子力高いね〜」という反応。

褒めてないこともないけど、呆れ半分な言い方だと思われるな(笑)

多分、別の要因によりすでに好感度が高い男が料理もできる場合は、もっと好感度があがることはあるかもしれないけど、料理だけでモテることはない。

それに対して、女性の自炊は好感度高いことは間違いないね〜。

家庭的とか思われて、ポイント上がると思う。

こういう辺りはまだまだ日本社会はトラディショナルだなとは思う。


自炊にはアンチもいたりする。

自炊なんて時間の無駄とか言っちゃう手合だ。

彼らは主張が支離滅裂なことが多いんだよねえ。

自炊だと毎日同じものを食べるのが嫌だと言うくせに、毎日同じコンビニ弁当食べてるとか。

自炊は高くつくと言っておいて、牛丼屋と自炊の一汁三菜の材料費を比較するとか。

材料を腐らせて捨てるから無駄だとかね。

帰りが遅いから作る気力がないとか、単に面倒臭いという主張なら理解できるんだけど、作らない言い訳をひねり出しているようにしか見えないなあ。

素直じゃないよね。


どこかで読んだんだが、自炊を続けられる人は、ある程度以上美味しいものに対する執着がある人だという説が。

これはその通りかも。

確かに毎日コンビニやスーパーの弁当でも、ほどほどの味を担保できる。

ただ、結局よくある惣菜の味みたいになっちゃうので、それでもいいや〜という人しか続かないのかも。

やはり自分で作ると、簡単メニューであっても細かい味にこだわったりできるからね。

それこそ野菜炒めでも、塩コショウなのか、オイスターソースなのか、はたまた豆板醤で辛味をつけるとか、麺つゆて和にするとか。

バリエーションは無限かもしれないぞ。


後は金がないけど、とにかくたくさん食べたい、という人も自炊らしい。

丼飯とインスタントラーメンとか、乾麺スパゲティを数人前食べるとか。

ただ、こういう人のを見てると、炭水化物だけかそれに肉プラスという生活ぽい。

正しく牛丼屋外食派に対する自炊派と言えると思うけど、何年も続けると身体壊しそう……。

こういう人は野菜が高いと言うんだよねえ。

腹にたまらないものには価値がない、ということなんだろう。


何にせよ、今の体調になってみると、自分で料理とかできっこなくて残念だなあ。

まあ、作ってくれる人がいるだけ幸せなのだけどね。

でなかったら、配食サービスみたいなのに頼ることになってしまうし。

今回はこのくらいでお終い。

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悪性腫瘍で死にかけてみていろいろ考えてみたハートフル物語《ストーリー 司あき @fenrir37

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