ソキの旅日記

作者 二条空也

68

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★★★ Excellent!!!

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「すきだから、がんばれる。あたっくですうぅううう!」

『砂漠の花嫁』ソキは、己の『傍付き』ロゼアに恋をしています。他にも作中には様々な恋をして愛を抱く人物が出てきて、その人物たちのひとつひとつの決意から、やがてこのお話の大きな課題に向かっていきます。えっそんな背景があるの!?と気づいたときに、魔術師とは、とハッとなったり。

ふんわりあまあまなお話かと思いきや、それぞれの国や人物の背景が練ってあり、読み応えは充分。あまあまだけど、ピリ辛な話も所々あり、そのバランスの良さについつい読みきってしまうことも。

恋と愛の側面から見える、世界と人々の課題の行方に、これからも目が離せません。

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★★★ Excellent!!!

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いや、無理だよ(断言)

数歩歩けば転んでしまう、馬車も無理、そんな「自力で歩けるように」育てられていない砂漠の花嫁・ソキ。
魔術師の卵として旅に出ることになったけど――いや、無理! 人間には限界があるんだよ!? と何度叫びたくなったことか!

けれどもソキちゃんは本当にガッツと根性で、そしていろんな人たちに助けられて旅をします。
夏至の日までに学園にたどりつかなければならない――ソキちゃんは無事たどりつけるのか? ソキちゃんの言う『会いたい人』って? そわそわどきどきしながら旅の日記をめくりましょう。

人々を魅了してやまないソキちゃんに、読み進めれば読み進めるほどきっと、読者も虜にされているんです。
このお話は、そういう魔法がかかっているんですよ。

さんがに★で称えました

★★★ Excellent!!!

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気づけば、引き込まれていました。どんなに目の前に立ちはだかる壁が大きくても、自分の力で、あるいは周りの人の力を借りて、必ず乗り越えてゆく主人公の女の子。そして、少女を支え導く案内妖精。

二人の旅日記は、あたかも彼らと一緒に自分も旅しているかのような錯覚を引き起こします。周りの人目線、妖精目線、読者目線で、ただひたすらに前を向いて進んでいく少女を応援したくなります。

また、そんな風に物語へぐっと惹き込んでくれるのは、ひとえに二条さんの情景描写、心理描写の美しさです。ある時はさらりと、ある時はまっすぐに、ある時は細やかに。それでいてとても読みやすい。じっくり味わいたいのに、先が気になって仕方がない。そんな葛藤と何度も戦いながら、最後まで読み進めました。

何度も読みたくなる。そんな作品です。

★★★ Excellent!!!

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ついつい、いっきに最後まで読んでしまいました。
すっかり物語と、そして主人公をはじめとする登場人物たちの魅力に引き込まれてしまい、気が付いたら主人公の旅は終わっていました。

でも、もっともっと続きをみたい。学園で、新入生たちで、どんな物語が紡がれていくのか見てみたいです。

この小説の魅力を一つ一つ書いていったらキリがなくなってしまいそうですが。

まず特筆すべきは、情景描写の巧みさ。
それは二条さんの小説全般に言える魅力かと思いますが、この小説ではファンタジー世界の世界観という現実には見ることができない情景が、あたかも目の前で映像を見せられているかのように鮮やかに脳裏に浮かんだ瞬間を何度も経験しました。視覚だけでなく、聴覚や嗅覚、触覚までも追体験させてしまう文章力は、羨ましいを通り過ぎて憧れてしまいます。

物語も、とてもよく練りこまれていて、引き込まれました。主人公の、旅には非常に厄介だと思われる体力も、性格も、執着も、それぞれにちゃんと理由があることが追々わかってきて、ああ前半のあの行動には、こういう理由があったのか…と明らかになっていくのが面白かったです。

登場人物たちも魅力的で、妖精と主人公の関係が少しずつ少しずつ変わっていくのも心地よくて。

この後に続くお話も、楽しみです。

さんがに★で称えました

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★★★ Excellent!!!

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 魔術師の卵として選ばれた主人公が、迎えに来た妖精とともに魔法学園に旅をする物語です。
 と一言で書いてしまえば、単なる旅日記か、と思われるでしょうが、違います。

 まず主人公が、それまでの境遇により、これでもかというほど虚弱です。
 ちょっと急いで歩けば必ず転び、馬車に乗れば体調を崩して熱を出してしまいます。
 こんな、こんな虚弱で、大丈夫なの?
 あまりにもハラハラして、思わずマウスを操作する手にぐっと力がこもってしまうほどです。

 そして、主人公を取り巻く様々な思惑が、旅路に花を添えます。
 ある者は親密に、ある者は悪意を持って。
 そんな中、案内妖精との絆が深まって行くさまは、不安な旅路に安堵を与えてくれます。

 読み進めていくほどに、ただの旅日記ではない、大きな物語に引き込まれていくことでしょう。

★★★ Excellent!!!

――

 歩くのが苦手で、すぐに転ぶ。
 乗り物が苦手で、すぐに吐いたり熱が出たり。
 そもそも、体調を崩しやすい弱い体である。

 旅……? できるの……?

 思わず首をひねりたくなるほど儚い主人公ソキちゃんが、案内妖精に導かれながらガッツと根性で4つの国境を超えていく物語です。

 旅の相方であるツンギレ妖精ちゃんや、面白おかしくて親切な先輩魔術師さんたちなど、脇役もキャラが濃くて素敵な人ばかり!
 反面、主人公を取り巻く悪意はどろりと粘つく厭らしさがあり、そのギャップで読者を揺さぶってきます。

 そんなお話は、キラキラと色づく星のような、サラサラと流れる清水のような、美しい文体で綴られています。
 描写の妙も、この作品の魅力のひとつだと思います。