第2話

《お。来てくれましたね!ありがとうございます(^ν^)ここまでの私、読み難い所もあったと思います。それでもマスターは付き合ってくれた。文字の私としてはホントに嬉しいのです。》


それで世界魔法は?これから面白くなんだよね?


《ギク( ̄◇ ̄;)》


あのね〜文字さんだっけ?私達も普段、学校やら仕事やら、掃除やら洗濯やら、子守やらとホントに忙しいのですよ?分かります?こんな訳の分からない作品読むくらいなら他の作品読んでいたほうが楽しいんですけど?


《そうですよね……分かります!でも…この世界は、とても暇なんです。(p_-)シクシク…。あなたは!私を一人残してポチっと画面を閉じたり!パタンと本を閉じたりして私を一人ぼっちにししてしまうんでしょ?そんなの酷い!》


ポチっと!パタンと!


《ワー!( ;´Д`)もしもーし!読んでますかー?今、私を読んでくれてますかー!?》


読んでるよ!でもこのままだと本当に切りますよ?


《どうしましょう…このままでは、、、あ。あなた今何処にいます?家?それとも職場?マック?時間は?誰が隣にいます?》


それ聞いてどうするの?みんなこれ読んでる時って色々なシチュエーションじゃない?


《そうです!そうなんですよー!だからきいてるんですよ〜!ほら画面に向かって答えて下さい。》


……。


《なんで答えてないのですか?恥ずかしのですか?それなら声に出しても心の中でも構いません!何処で何をしてます?10秒間ストーリーを読まないで話しかけてください!》


……。


《なるほど〜!そうだったんですねー。答えてくれた人!本当にありがとう。答えなかった人…画面に映るあなたの顔…怖い顔してますよ〜!》


それで?何?


《いや!終わりです。貴重な体験を贈っただけです。あなたは文字と会話したのですよ!恐らく人生で初めての経験ではないでしょうか?》


……やっぱりね。つまんないよ!この小説?ってか小説じゃないでしょこれ?もっと考えてから書けば?さようなら!



《しかしあなたは文字さんが可哀想と思ったので仕方なく第3章を開いてしまった!》


文字さん…あんた面倒くさい奴だな…普通は新章読まないよ。次も期待出来ないだろ?


《文字さん的には頑張ってるんですけどね…。でもモニターを覗く優しい人!あなたは結果的に次のページをめくってしまうんですよ。お願いね。まってるからね!文字さんより》

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