ウォーターボーイズやスウィングガールズを彷彿とさせる、学園青春ストーリー。 いわゆる弱小が強敵に向かうというストーリーは、カタルシスを得る面では大いにアリですよね。 五人の女子それぞれに個性があり、誰がしゃべっているのか混乱することもありませんでした。 これぞ、現代ドラマの鑑っ!
「8区」まで読ませて頂きました。爽やかで軽快で、スポーツに相応しくテンポのいい、読みやすい小説です。他の方のレビューでもあったように走りたくなる小説です。今後、女子駅伝部がどのような活躍をしていくのか。個人的には箱根駅伝が好きで、堂場瞬一氏作の「チーム」とかも読んだので、とても楽しみにしています。
非常に文章が読みやすく、スラスラと読んで行けます。それでいて、内容が面白く続きが気になってしまう。出てくる登場人物がみんな個性的で良い味してます。青春ってまさにこう言うことだなってしみじみ思いました。
主人公の走りたい気持ちがひしひしと伝わってくる作品です。彼女たちが走り出せばいったいどんな風景が流れ、光景が浮かんでくるのでしょうか。これからの進展に期待です。
一度は諦めていた『走る』ことへの情熱。友人やかつてのライバル、そして家族との間で葛藤する心。これぞ王道の青春小説ですね。