■ その他 / 裏設定集 ■


○○○ あらすじ ○○○


どういう話かわからないものを読むのは苦痛だというタイプの読者もいるようです。最後の頁を最初にチェックした人のためにざっくりあらすじを語ってみます。


主人公ロイは田舎でのびのびと育った少年です。魔法使いに憧れ、都会の魔法学校にやって来ました。でもそこには優等生のマーキスがいました。皆の称賛を常に浴びるマーキスと田舎者のロイ。いつしかロイは劣等生として卑屈に過ごしていたのです。


そんな中、毎年開かれる王国祭の今年は百年に一度の節目。世界各国から七人の英雄が選ばれ、世界の裏側バックヤードへ旅立ちます。



そんなことはどうでもいいんです。つまりこの作品には何が書かれているかというと、【憎いマーキスあんちきしょう篇】と【僕の親友マーキス篇】の二部構造になっておりまして、テーマは友情と絶望の打破。『君を連れて・絶対・元の世界に帰るんだ! 戦記』でございます。何と戦うか? 心の弱さとか何かそんなのです。



○○○ 裏設定集 ○○○



ここでは、作品内では出てこなかっただろう設定を中心に蛇足語りです。思いついた順にダラダラ書くので、話が飛ぶかもしれません。



まず、ロイたちの年齢についてですが、作中では混乱回避の為出てきません。学校に通い始める頃にしては精神年齢が高い、など違和感を覚える方もいらっしゃるでしょうか。

この世界、異世界ですのでなんと地球における365日の太陽暦が適用されておりません。

『ロイたちの世界の一年 > 地球の一年』なので、ロイとマーキスが同学年という扱いも、地球人的には小学校の三年生と五年生くらいでしょうか。フェアは二年生ですw

一日の時間の長さも24時間じゃないですが、あんまり厳密に考えないで大丈夫です。むしろ私がわからな(ry


学校に通い始めるのが遅いですが、それまでは家庭で生活や社会にまつわる色んなことを学びます。そうした意味では個々の家族の結びつきが強く、現代日本にはあまり見られない一面もあるかと。




本当なら作品の中で語り、その表現を完結出来ると良いのですが、表現しきれたかと言えばとやはり足りないだろうなぁとの反省から蛇足語りは続きます。


ロイ一家はある意味で私の思う理想が土台にあります。妹のフェアはロイを天才視していますが、実は私にも兄が一人いて、幼い頃からアイツは天才だと思ってきました。(現在も変わらず)理解の及ばない畑違いの才能に対して、そう解釈せざるをえなかったわけですが。しかしフェアの如く兄を尊敬しまくったかと問われると、答えはバッサリ「ノー」。むしろ対マーキスとの冷戦です。感情や評価をまっすぐ表現するにはそれなりに環境などの条件が必要になり、同じロイという人格でありながら、どちらも才能を認めたはずのフェアとマーキス、その双方との関わり方の真逆性はそれを表現したいからに他なりません。後編に入り、しばらくフェアの出番がないので、さらにもつれるマーキスとのゴタゴタを上手く書けたらと思います。




○○○ 弁解 ○○○


第三章までが主人公の世界の話で、第四章からは世界の裏側バックヤードの話です。第一章と第二章は長すぎます(各二万文字)ので、大体の方はここで脱落します。こどもの視点の一人称作品なので、合わない方も多いでしょう。冒頭しか読めなかったけどちょっと面白そうだったよ、とかでもいいのでお気軽に近況ノートにでもコメントいただけたら嬉しいです。星よりコメントが嬉しい派ですので、レビューじゃなくていいんです。


タグに『ブロマンス』を加えるか加えないか悩んでいます。最近知った単語ですが、個人的にはビビっと来た感。


元々、ケータイ小説サイトで書いていた作品です。こまめに頁送りする様式に合わせ書いていたものを、途中からWeb小説という意識に切り替えたため統一性を問われると今のところ返す言葉もございません。最終的にどこでどう掲載するかで変化する問題ですので一先ず保留して完結を目指しております。個人的な理由で年内を〆切と考えております故細かい問題は後回しです。



[追記:完結しました]


完結というのは一応物語の終わりまで一通り書きました、というだけであって全然終わりではありません。むしろココから。ゲームで言うならシナリオをクリアするまでがチュートリアルだぜ、的な何かで2周目をやり込みます。


反省は山ほどあって、すぐには手の施しようがないですね。



ここからは読んだ読者にしかわからない、作品構築の途中語りです。当初クックバレンはもっと手におえない腐れキャラでした。メンバーにとっての悪です。協調性の欠片もない迷惑おじさん。ですが実際に書くとそうはなりませんでした。それは良かれと思ってテコ入れをしたわけではなくて、単に私のエネルギー不足です。アンチキャラを力一杯意地悪させる配置は非常に精神力を消費します。序盤のマーキスはわりと頑張りました。ロイの腐れっプリも頑張りました。ベルランカの店主も大分頑張りました。ですが、セブンの執筆は途中数年のブランクがあり、バックヤードで皆が揃う辺りから後のパートはひいひい言いながら書いた感があります。本当はもっとみっともない大人を見せてくれるはずのクックバレンさんがまさかの不発。バックヤードから帰されるその時まで始終嫌なやつであってほしかった。


ので、もう少し魂のチャージをしてからいろいろ手直しするつもりです。このままでは展開も地味ですしそれぞれの良さも全然引き出せていません。特にマーキス。マーキスはもっと輝ける子なんです(親バカ)


もっと絶望しろ。じゃないと光はぼやけて台無しだ。




○○○ ボツネタ集 ○○○




「その男を、元の時代の元の国に還してやることができる。お前たちの地図を半分使って」



 地図を半分、


 それは元の世界に帰る

 二人分の切符の半分。


「じゃあ頼む。彼を還してやってくれ!」


 間髪おかずに

 即答したのはマーキスだった。


 僕らの切符を

 半分彼に使えば


 二人のうち

 一人は帰れない。


 なのにマーキスは

 即答した。


 僕に相談もなしに。




 雄叫びをあげるように

 泣き出した彼に

 僕の背が震えた。


 ぞわぞわとした

 気味の悪さが

 お腹の奥を這い回る。



「こんな俺のために!こんな俺のために!」


 彼のために

 僕らのどちらかは

 ここに残る、


 ――いや。


 マーキスは

 自分が残るつもりで

 即答した。



 彼の姿が

 地図に吸い込まれて消えた。


 僕は思わず

 マーキスの背を押して

 地図へと突き飛ばす。



 2013 8/27 10:21────────



『どんなに信頼を寄せようと、お前たちは互いに絶望の淵へ追いやる』


「そんなことしない!」


「いい。耳を貸すなロイ」



 あの時は

 そう信じた。


 でも

 事実僕らは

 お互い絶望の淵を味わった。


 地図の光に吸い込まれる瞬間の

 マーキスの顔といったら、


 絶望以外の言葉は

 当てはまらない。



 僕に手を伸ばして

 引きずり込もうとしたの?


 無理だよマーキス。


 魔法の地図は

 もう一人しか


 元の世界には連れていかない。



 2013 8/27 10:41───────





「例えば、あなたは私を信用している? 信用とは何?


 嘘をついてはだめ。はぐらかしてはだめ。訊かれたことを答えたくないのならば、せめてそうであることの『気持ち』や『理由』をあかさなくては。誰かに向き合うってことはそういうことだわ。それとも、あなたたち男の子にとって腹をわって話すということはよほど覚悟がいるのかしら」



 2015 4/12 19:48─────────





「俺はこのバックヤードの管理者であり表の世界の調停者でもある。……まあなんだ、お前たちのいうところの神だ。ただし創造主ではない。簡単にいうと……そうだな、例えば子より先に親が死ぬことはザラにある。神のいなくなったこの世界を引き継いだのが俺というわけだ。わかるな?」


「個人的には魔神あたりの扱いでいいんだが、肩書きなんかはどうだっていい。要はお前たちの世界にはヒトならざる者がいて、お前たちが決まりを破るなら世界は終わるというシンプルな規則が出来た。それにより世界は平和な秩序が保たれている」


「つまり、百年に一度こうして選ばれた七人が神様に会い、それが真実であることを人々が忘れないようにしているんだね?」


「三大国という分散した軸にその役割を与えているのも、愚かな戦争を抑制するためでもある」


「せんそう?」


「お前たちの歴史にはないものだ」



 ‐‐‐



「お前の大切を守りたいなら、今ここで一番大切なものを手放せ。今だけの大切より過去現在未来のお前が大切にするもの。比べたならどちらが重要かは簡単にわかるだろう」



 どういう意味だろうか。


 なぞなぞのように

 意味の解らない言葉は


 でもとても大事なヒントで。



 間違うわけにはいかない。



 今ここで一番大切なものを

 僕は捨てるべきなんだ。



 それは一体何だろう。



 今だけ。ここでだけ。

 バックヤード以外では

 役に立たないもの。



「魔法の地図」



 2016.4.18──────



[追記:]


当初、ロイが手放すのは魔法の地図という予定でしたが、最終的に魔法そのものを生涯手放すという選択を彼は選びました。もっと。いろんな思いを書き込んで良かったと思います。



おもわせぶりなミスリードだったらいくらでもできるんだけど、それってどうなの。そんなことより。パッケージより中身だよ、悩むべきは。完成するまでは梱包したくはない。


読めるひとは文量があっても読める、けど読めないひとにも読めるギリギリのラインを攻めたい。読めないひとを読めるひとに育てたい。それこそ本懐。


いらない中途半端な拘りは区切りの意識。七つの章におさめたいとか、そこはほんとは重要ではないはずだ。


まだ曖昧になっている。アウトラインがね、滲んでしまっているんだ。



「どうして僕らが7人だけ選ばれることになってしまったの? 世界の皆に同じように見せて伝えれば良かったのに」


「だが『誰もが皆』では意味がない。使命感や緊張感、そうしたものを持ち合わせなくては真剣にならない。バックヤードで不思議な体験をすることも、ピンチに陥ることも、協力することも、乗り越えることも。集団では一人一人が自分を発揮できないだろう。そして」


「そして何より。世界の皆がそうである必要はない。いろんな人間がいるべきだ。いい教師もいればわるい教師もいる、そんな中で自ら学び、教えられたことと学んだことの両方を抱え成長する。教えに則り右にならって皆が同じになってはいけない。いろんなものがあるから可能性は無限であり、違う他人と干渉し合い化学反応のように目覚ましく変化する。選ばれし英雄はバランスのための調整としてサプリメント的に必要なだけだ」



[追記:]全体的にこの世界における魔法使いについてハショリすぎ


・ベルランカ/闇落ちについて

・絶望の自己犠牲と希望の自己犠牲

・各国の魔法使い


□□□第一章オマケ□□□




ロイ

「ロイと」


マーキス

「マーキスの」


二人

「『セブン劇場』~」



ロイ

「読者の皆さん、こんにちはロイです」


マーキス

「突然こんなオマケコーナーとか。作者は一体何を考えている」


ロイ

「僕もマーキスなんかとペアで出されちゃ不快ですが、ここでは第一章を振り返って色々解説しちゃいます」


マーキス

「こっちこそ不快だ!」



ロイ

「まずはこのうるさいマーキスの容姿についてです。本文中にはほとんど出てこなかったので紹介します」


マーキス

「おお、ちゃんと紹介しろ」


ロイ

「見たくもないマーキスの顔はどうでもいいのでハショリます、どうしても気になるひとは表紙イラストでもご覧ください」


マーキス

「な! 侮辱!!」


ロイ

「いつも怒ってるから目はつり目です」


マーキス

「生まれつきだ!」


ロイ

「なんで僕より背が高いかな。神様って不公平だよね」


マーキス

「お前はなんでそうやって根暗なんだ。もういい! 次だ」


ロイ

「チェンバー魔法学院の初等部の制服は男子は膝たけのハーフパンツにワイシャツにベスト。その上にそれぞれのローブを羽織ってます。初等部のローブは手が少し見えるくらいの長さ、腰下までだね」


マーキス

「学院の校章のブローチでローブを留めて出来上がりだ」


ロイ

「そういえばモーガンさんはブローチしてなかった」


マーキス

「もう生徒じゃあないからな」



ロイ

「じゃあ引き続き第二章もよろしくね」


マーキス

「またな」




○○○ 他サイトで頂いたレビュー ○○○


2010/11/1 (Mon) 17:56

7~セブン~

魔法少年と最果ての地図

評価:★★★★★

おいおい、なんてワクワクする話だ


読んでいると胸が高鳴る。

言葉にすることも億劫なワクワク感が先へ先へと駆り立てる。


そういう話に出会いました。

まだ序盤ですが、ここから期待以上の物語が展開することを期待せざるを得ません。


楽しみにしています。すごくね。



2010/11/25 (Thu) 01:32

7~セブン~

魔法少年と最果ての地図

評価:★★★★★

生きている物語。詩のような物語。


 この作品は、たぶん比較的オーソドックスな部類に入る舞台と設定の中に描かれていると思います。

 なので、幅広い方に受け入れられやすいのではないでしょうか。

 それでいてさくさく読み進めることができて、物語に引き込まれます。ロイ君と同じ学校に自分がいるような気がします。うまく情景のイメージがわいて、頭の中で補完されます。

 登場人物が、作品の中で生きているからです。



◆ここから先は勝手に受け取ってしまったデンパなのでご注意を。



 文体が、まるで詩のようです。


 登場人物の台詞以外、つまり地の文において文章が二行に渡ることはありません。確認してないけど、たぶん全編を通して。

 私なんかはこのように、せっせと文字を一頁に詰め込んでしまうのですが……。


 たっぷりの余白の中に文字がちりばめられているのを見ると、その文字がひとつひとつ丁寧に取捨選択された結果のように感じられます。逆に言えば、捨てられた文字がたくさん余白の中に隠れているような気がします。

 そしてまた、その中にも大切な文字があるような気がしてならないのです。

 行間で作者の思いが語られているように感じて、結構ビビります。


 この空白を

 どんな思いで

 作ったのだろうとか

 考えながら読むと


 もっと深く

 いくらでも深く

 読めると思いますよ。


 ただこの読み方はとても疲れるので、普通に楽しみたい人には危険です。ご注意をば。

 やたら長いだけの変なレビューになってしまい、申し訳ないです。




2010/12/5 (Sun) 20:40

7~セブン~

魔法少年と最果ての地図

評価:★★★★★

あっちゅーま


あっちゅーま!


あっという間に読めてしまいますよ。

この作品世界は頭の固い僕がどれだけ考え抜いてもたどり着けない世界。


だからへたに考えるよりも、作品世界に自分を埋没させてしまうことが最高に良いのだと思います。


現段階では普通の人間を地で行くロイくんが、どうやって翼を翻して羽ばたいていくのか。


興味が尽きることはありません。


現段階では最低クソやろうのマーキスくんが、どうやって内ももに低温やけどを負ってしまうのか。


興味が尽きることはありません。



2011/1/19 (Wed) 13:32

7~セブン~

魔法少年と最果ての地図

評価:★★★★★

夢を見せてくれる物語です。


読み易さが最大限に工夫され、疲れることのないリズムで綴られています。

この物語にはダイレクトに訴えかける描写と、感覚で知る余韻があり、そのどちらも楽しむことが出来ます。

描写には想像力が溢れて、作者様の中で途方もなく世界が膨らんでいるようです。

見たことのない景色が、触れることのできるかのような現実感を持って描かれています。


どっぷりと浸って世界を楽しむのも、少しの知的好奇心を持ってこの世界を見つめるのも、それよりもっと深くを感じ取るのも、どんな味わい方もできる素晴らしい作品だと思います。




2011/4/25 (Mon) 17:07

7~セブン~

魔法少年と最果ての地図

評価:★★★★★

こんにちは


作品を読ませて頂きました



世界観と主人公の感情が上手に表現されていると思います


主人公がイタズラを仕返す所なんかは特に気持ちが伝わって来ました



人間関係もファンタジーなのにリアルで主人公を身近に感じられます



これから先の展開と読んでいて楽しいと思った事を含めて


星五つをつけさせて頂きました


今後も執筆を頑張って下さい


楽しみに待ってます(^▽^)



2012/5/2 (Wed) 23:39

7~セブン~

魔法少年と最果ての地図

評価:★★★★★

楽しいというか、たまらない


話が進み、

登場人物の印象がガラッと変化します。


基本主人公の一人称で進む物語は見えないことが多くて、

誤解も悩みも

言葉に出して言ってみたら案外簡単に軽くなったり。

その逆もきっとあるんでしょうか。


今後、ロイとマーキスの二人がどう成長していくのか

堪らなく楽しみです!



2012/10/27 (Sat) 15:09

7~セブン~

魔法少年と最果ての地図

評価:★★★★★

洗練


洗練されてて本にもなれそう



○○○ カクヨムで公開したものにいただいたレビュー等 ○○○



vhthlhさん これのどこが児童文学なのか少しも理解できない駄文。国語の教科書を読むことを薦めるが、ひょっとしたら小学生くらいかもしれないのでやっぱり小学生向けの児童文学をきちんと読もう。

2016/03/03




★★★ Excellent!!!

絵本のような世界で描かれるファンタジー。 ―― akatuki-1

独特の文章がクセになりました。世界名作劇場を見ているかのような世界で主人公の心を丁寧に描いています。物語は丁寧に進みながらも落ちこぼれの主人公を中心にして大きく動き出そうとしています。老若男女問わず楽しめる作品だと思います。

2016年3月7日 07:51



★★ Very Good!!

改行の使い方が光る! ―― 木山 常


まだ読み途中ですが、まるで絵本のような改行遣いに特色を感じます。語り口も爽やかさが残り、心地よく物語が進みます。

2016年3月11日 18:28



★★ Very Good!!

『物語』で興味を惹ける作品。大事はいらない、大切なのは心だ。 ―― 佳麓 冬舞




 多分、作者はこう思ったことだろう。


「なぜ閲覧数があがらないのか」と。


 私も思うのだ。

 もっと読まれてもいいのではないか、と。



 この作品の一番の魅力は、話の筋道ではないだろうか。よく練られていて、先が読みにくく、ファンタジーに必須なわくわくする気持ちが揺さぶられる。やや鬱展開ではあるが、ハッピーエンドが待っている。

 この作品は大人でも楽しめるが、激しい展開のない万人向けの作品である。細かく見ればさほど珍しいストーリーではない。だが、世に溢れるストーリーを独自のセンスで選び出し、つなぎ合わせることでオリジナルを作り上げる。読者の気持ちをストーリーに乗せながら読ませる展開は、目を見張る物がある。

 一つ一つのシーンで興味が引かれるのだ。


 特に伏線の回収……いや、小さな話題を後々にも絡ませるセンスはすばらしい。伏線というのは、伏線とわかった時点で魅力が減じてしまうもの。かといって、伏線と思わせないような伏線を張る技術は、かなりの才能を要し、プロですら苦戦しているのをよく見る。

 その点、この作品では、話題を伏線という重要な鍵に加工せずに、普段使いのままで後々登場させるのが非常に上手いのだ。「ここで、このネタが生きてくるのか」と思わず唸ってしまう。

 決して、すべてが重要な話ではない。逆にだからこそ、自然に組み込むことができる。筋書をよく練った賜だろう。


 状況説明が巧み。

 それほど描写に長けているわけでもなく、説明文がずば抜けて上手いわけでもない。だが、巧みだと思った。

 最初に違和感を感じたのは、使役する動物を買う場面。店の中での描写だった。ああ、違和感と書いたのは、私は良いところも悪いところも、最初は違和感として感じるためだ。

 この作品は文章が少ない。空白が多いので文字数は多く数えられているものの、読んでみればそこまで長くは感じない。

 そんな特徴を持つ文体だが、少ない文章量で必要な描写だけを描き出しているため、想像させるには十分な量だった。スムーズに場面を読ませる。これも作者のセンスが問われる技術だ。


 私は好んで事細かく描写する方で逆にはなるが、スムーズに読ませるこの技術を欲している人は多くいるのではないだろうか。


 同時に、空想世界の仕組みの説明が上手いとも思った。どのタイミングで説明すればいいか、これは皆失敗した経験があるだろう。冒頭で説明を入れて指摘を受けた方も多いのではないだろうか。


 特にファンタジーは、説明が難しいものなのだから。








 ただし、面白さがわかるのは、少し先へと進んでからだ。これは注意して欲しい。


 もちろん、導入部分も無ければならないもの。それは間違いないのだが。


 多分、第一章の主人公の葛藤で読者を逃がしてしまっているのだとは思う。ただ、その話はここではなくコメント欄に書いておこう。ちなみに、長いからという理由ではないと、私は考えている。






 面白い。それは間違いない。


 意欲的な作者だ。物書きとして学ぶ点も多いだろう。


 ぜひ、多くの方に試して欲しい一作品。





2016年8月31日 21:32





○○○ 別サイトで書いたセブンのあとがき ○○○




あとがきというか、見直し作業における鬱防止的な独り言劇場ですね、通常運営。


作品って、迷いや葛藤が山ほどあって答えは多分ないんですよ。あるひとはAがいい、またあるひとはBがいい、そうしてわかれるものだから、絶対的ないい答えはない。でもどうするかを決めなくてはいけない。作者が自分で選択し、何か捨てて何か決める。自分の好みだけで突っ走れば悩みなんてないです。色々見えて色々考えると色々悩む。禿げる(笑)


流行り廃れなんて今の一時、読む年代の感覚でも違って見える。


この作品はまっさらな思春期に向けてだそうと思って書き始めたはずだけど、最後までそのスタンスは意識にあったのだろうか、否。がむしゃらにただゴールを目指した。盲目に突き進んだ。知ってる。ゴールして、はたと我に返る。大変なのはここからだ。絶望しかない。


絶望のものがたりだから、それもぴったりだ。




もっと絶望しろ。かみさまもそう言いました、ええ。わたしのかみさまもよくそういいます。絶望しているときに「もっと」と笑うのです。すると腹が立つから「このくらい何さ」とはねのけたい意地がわいてきます。絶望に嘆いてる暇も余裕もないんです、主に体力が。


辛いから前を見て、進む。


昨日はさすがに無理でした。たまにそんなこともある。三歩進んで二歩下がるくらいがちょうどいい。負け知らずは逆に良くない。負けっぱなしも良くない。いつでも。巻き返しを狙って息を潜めていたい。


自分の生きざまは作品に色をつけると思うのね。もうどんな作品を書いても、そこは仕方ないと思うの。腹をくくるしかないじゃない。



気楽にワイルドライフ。


無駄に難しいことも細かいことも気にしない。



セブンは、ロイの一人称視点なので


こどもながらの【狭い視界】すなわち身近なもの、自分の興味があること


そうした偏った世界のなかで展開されるお話なわけで


嘘ではないけれども、思い込みで語られる部分も多く、真実ではない情報も含まれている




偏見、誤解、曲解を一人称で塗りたくる前半


階段を一段一段あがるように、少しずつ視野を広げたり、壁を乗り越えたりして、新しい世界をしる後半


しかしながら。これらの記述はいつなされたのか。リアルタイムの意識のようで、すべてが終わったあと思い出しながら書かれたのか。ロイの書いた書物であることから、どこまでが事実でどこからが演出で盛られたものかという可能性もゼロではないけれど。この書物を書くにあたり、彼が目的としたのは。けして面白おかしい冒険譚でこどもの夢をふくらまそうとか、英雄自伝として名を売ろうとか儲けようでもなく、もっと別の目的意識があってのことだから。過剰な演出はないのだろうとか、本来なら語りたくないだろうことも必要であれば赤裸々に明かしただろうとか。


結局はロイがどんな人物だったか、読者の認識に委ねる部分も大きい。


作者の意図するようにコントロール出来るのか。認識を与えたのは作者だ。情報を出し間違えたなら早めに手を打たなくてはならない。


だから何度も読み返す。いろんな読者になったつもりで。


しかし読者たちは、予想だにしない感想をいだく。だから実際にきいてみて得られる驚きは財産になる。どんな内容の指摘だろうと。すべてありがたい財産だ。


おばあちゃんは登場しなかった。モーガンとの魔法の修行もカットされた。マーキス一家の話も、カルススとストリィも登場しなかった。ベルランカでのフェアやパンの話も、ウィーア銀行が発行する紙幣や硬貨には税金がかかる話も、レンガ職人と過去の大洪水の話も、英雄たちの地元の話も、バックヤードに入ってからのそれぞれのチームの話も、帰還後マーキスは女王陛下にどんなご褒美をおねがいしたかも、


ロイの知らない話は出てこない。毎年のように起きるトカゲ事件を学院の初等部を受け持つマーレイはよく知っているのに、その被害者であるロイに気付かず怒ったのは、トカゲ事件で粉まみれになる生徒を見たことがなかったからで。そんな誰もが成功する程度の魔法をマーキスが失敗したのは、ロイへイタズラを仕掛けなければならないことへの迷いがあったからに他ならない。


ホワイトノートはロイの知る内容だけの話で、ブルーノートはロイ以外の誰かの話で。


入学したのがフェアではないと理解するまで、マーキスがどんなけロイに勘違いして声かけをしたやら、


ちなみにミスチェンバーことメイアンはマーキスのいとこで、ティンクベル家の決まりでは同じ血筋の者とは結婚出来ない。マーキスの母は魔法と縁のない一般人。




アストリアの地図(というマイク&スピーカー)は、実はアストリアから来たメンバーとしか会話が成立していない。ロイやマーキスやクックバレンの声には反応するが、ゾドットたちの声は届いていない。アストリアの地図だからだ。という、


クックバレンがアストリアの出身であることの布石(不発)である。


いくつか不発したものがあってもいいと思ってもいる。




「僕らはまだエゴグラムの診断をしてなかった、って」ロイ


「エゴグラム? 嫌な予感しかしないな」マーキス



ロイのタイプはaabba です


エゴグラムによる

ロイの性格診断結果



性格


かなりバランスの取れた性格ですが、対人関係に少々気を使い過ぎる点が気懸かりです。自分を押し出すよりも、周囲の者を立てて、調和の取れた生活環境を作り出そうとするタイプです。責任感や倫理感が強く、思い遣り、同情心なども標準以上です。判断力や感情の表現力などは、極く普通ですが、対人関係には、過敏過ぎる程の繊細な神経を働かすタイプで、体質や環境によっては、かなり強いストレスを受ける可能性が有りますので、十分に注意すべきだと思います。


恋愛・結婚


貴方が男で有っても、女で有っても、貴方の性格を現すこのグラフ型は、恋愛や結婚、家庭生活に対して、非常に理想的なタイプで有る事を示しています。十分な責任感と思い遣りの気持ち、配偶者に対する細やかな心遣いは、永い家庭生活を営んで行く上では、欠かせない条件であり、貴方には、それらの全てが十分に備わっている恵まれたタイプです。


職業適性


人に嫌われるような特殊な職業で無い限り、あらゆる職種について、性格面から受ける不適応の制約が、殆ど見当らないタイプです。但し、警察官、刑務官、検事などの様に、尖鋭化された職業意識が丸出しになる仕事は、バランス感覚を重んじる貴方の性格に、全く向いていませんので、十分に注意すべきです。尚、これは肝腎なポイントですが、大概の職業に向く性格と云う事は、際立った特徴の無いタイプであると云う證明でも有りますので、最高に向く職業と云うものを、持たない性格だとも云える訳ですから、一方的に喜べる状態とは、必ずしも云えない訳です。


対人関係


貴方は、周囲の人々に「良く出来た人間」と云うような、評価を受ける事の多いタイプだと思います。しかし、貴方に何か強い目的志向が有ったりした場合には、その「良く出来た人間」と云うレッテルが、自己実現の障害になる事も少なくないので、十分の配慮調整が必要でしょう。



「…………」ロイ


「どうしたロイ。いい評価じゃないか!」マーキス




「次はマーキスだよ」ロイ


「あ、ああ……」マーキス



マーキスのタイプはbcaca です


エゴグラムによる

マーキスの性格診断結果



性格


笑った顔を滅多に見せず、口数が極端に少なくて、何時も暗い目を伏目がちに、何かを考え込んで居ると云った風なタイプでしょう。冷え切った心の持ち主で、人間らしい喜怒哀楽の感情は死んで終って居ます。その癖、病的な程に、他人の顔色や風評が気になるタイプです。死んだ感情に鋭い頭脳の回転が同居して居るタイプで、自分に付いても、世間に付いても、知り過ぎる程、全てを知り抜いて居て、しかも何をする気力も起らず、他人を愛せないばかりか自分自身に迄、かなり愛想を尽して居るような節が見受けられます。何かもう一つバランスが狂えば、発狂したり、自殺したり、と云う悲劇の生まれる可能性が少なく無いタイプです。


恋愛・結婚


この様な特殊な性格構成の状態では、恋愛や結婚と云う極めてポピュラーな人間としての営みが、かえって物凄く難しい大事業的な性格を帯びて来ます。結婚生活には絶対に必要な愛の心と、性に対する行動力が致命的な程、欠けて居るのです。貴方の人生観や価値観から見ると、それ等は全て空しいもので有り、何等の価値も見出し得ないと云う事に成る可能性が強いのです。大宇宙の真理から見れば、全くその通りで有り、一人一人の人間の存在など、宇宙のゴミにも値しませんが、しかしそれでも依然として我々は、生きて居ると云う事実は動かし難いものです。


職業適性


極く一般的な仕事は、とても勤まりそうに有りません。図書館司書、科学者、コンピュータ技術者などでしたら、その道が好きな場合には、案外向いている可能性が有ります。貴方の性格改造に最も役立つ職業を捜すのでしたら、動・植物や大自然を相手にする、農林・漁業の仕事が一番適切でしょう。


対人関係


思い切って人の余り住んで居ない山の中か海へ出て、大自然とは何か、人間とは何か、動物とは何か、生きものとは何か、と云う生きる為の原点を、問い詰めて見る事が、絶対に必要なタイプのような気がします。




「えええ?! マーキスぅ!?」ロイ


「やめろ! 僕の内面を暴くなぁ!」マーキス


「いやいやいや、ちょっと待ってそんなはず……だってマーキスは学院のエリートで皆の憧れで……」ロイ


「だから。それはそういう人物像を演じなければならない家庭環境のせいであって、ほんとうの僕は」マーキス


「でもやっぱり信じられないよ。だってマーキスはちゃんと他人を愛せる心も持っていると思うから」ロイ


「それは……それは……だから」マーキス



太陽のような存在に出会って、心に変化があったからだなんて


とても言い出せないマーキスであった。



そしてその太陽と勘違いして接した相手がさらなる太陽になったことも。




ちなみにここまで酷い診断結果が来るとは私も予想できませんでした💧




「えっと、ちなみにフェアの診断結果はこうだよ」ロイ



フェアのタイプはbabac です


エゴグラムによる

フェアの性格診断結果



性格


思い遣りや寛容さの豊かな反面、自由奔放で我儘な所も多く、気儘で頑固な所も人一倍目立つタイプです。変化の少ない生活だと直ぐに飽きが来るタイプで、刺激剤と興奮剤を絶えず必要としている性格です。計算され尽くした世界に生きる事は苦手で、所々に未知の薮が覗いている世界の方を好みます。仕事に対する責任感とか、社会に対する使命感の様な類は極く普通で、判断力、分析力も人並です。


恋愛・結婚


思い遣りと同情心が厚く、或る一面では非常に寛容な所も有り、感情量が大きいのでユーモアや話題も豊富な貴方に対して相手は、すばらしいタイプと惚れ込んで仕舞う可能性が高いでしょう。結婚してみて貴方の天衣無縫な我儘さや、自分勝手な頑固さに驚いて仕舞うかも知れません。そこの所を良く理解して置かないと、案外簡単にTHE・ENDと云う事に成り兼ねません。


職業適性


文筆家や芸能、芸術方面の職業に適性が多いでしょう。標準的なタイプに比べて、喜怒哀楽の落差の激しい貴方の性格の特性を活かせる道は、そう云う方面にしか無い筈だからです。勿論そう云う分野に見合った才能と人一倍の努力が伴っての話ですが、・・・・・・・


対人関係


浅い付き合いの内は、楽しがって貰える場合が多いでしょうが、親密な交際になった時に貴方は、随所に奔放な我儘さと、手前勝手な頑固さを見せ始める為に、相手に失望感を与えたり、貴方に対する評価をダウンさせたりする結果を生み易いものと認識して置く事が必要でしょう。




「あれ。これ最近どこかで見たような」ロイ


「……いや、大丈夫。よく理解している」マーキス


「ん? なにかいった?」ロイ


「何でもない! こっちのはなしだ!」マーキス




「……ふーん。フェアとティアはエゴグラム的には同じタイプに分類されるんだ。それでか。二人とも目上の存在をいともたやすく振り回すよね」ゾンケ


「おにいさん誰!?」ロイ


「ロイ! ひとまず逃げろ!!」マーキス




「マーキスに朗報だよ。なんと昔のエゴグラムが見つかったんだ」ロイ


「セブンは休載期間が長かったからいろんなものが出てくるな……」マーキス



ロイ・ミルカ


タイプは bbbba です



エゴグラムによる

ロイの性格診断結果



性格


過敏性性格です。何事にも苦労性で、あれこれと思い悩み、周囲に気を使い過ぎるのです。上司に対しては勿論のこと、部下や配偶者や子供にまで気を使うのです。人柄は謙虚さを通り越して、卑屈に傾きがちなので、注意が必要です。とにかく、もっと積極的に生きる事が第一です。今後も現在のような行き方を続けて行くと、貴方の本当の実力を社会に示せないまま、一生を終って仕舞うような詰らない結果になる事も、十分考えられます。この世にたった一回生まれて来たチャンスを100%有効に生き抜く為には、人の顔色を窺うよりも先に、自分の実力を完全に活かし抜く事を考える方が本筋です。



恋愛・結婚


好きな相手が出来ても、なかなか好きだと打ち明けられません。打ち明けて成功した暁の喜びを、想像するより先に、失敗した時の絶望的な苦しみが、まず頭へ浮んで来るからです。自分の愛が受け入れられた時は、生涯を通じて相手の機嫌を取り続けて行くタイプです。今の貴方に最も大事な事は、自分と云う者に、もっと自信を持つ事です。



職業適性


権力に弱いタイプであり、常に権力の支えが必要なのです。権力者に命令されて遣る仕事なら、安心して出来るのですが、そうで無い場合は、何だか不安で仕事に身が入らないのです。独創的な仕事をする事は一番無理で、裏方の整理役の様な仕事が、一番性に合っているかも知れません。



対人関係


終始受け身の体勢を、どこかで突き崩さないと、生涯下僕的な人間関係に甘んじなければなりません。思い切った発想の転換と勇気を奮い起す事です。天皇も代議士も貴方も、皆同じ人間です。そこに何等の引け目を感ずる事も無ければ、恥ずべき事も有りません。そう云う社会の仕組に対して、何する者ぞと挑みかかる位の気概が、貴方には欲しいのです。




「うぅ……」ロイ


「何だこれは! 漢字の変換ミスの多さは何とかならないのか!」マーキス


「……違うよね、もっと他に注目すべき点があるよね」ロイ




マーキス・ティンクヴェル


タイプは aaaca です



エゴグラムによる

マーキスの性格診断結果




性格


貴方は絶対に間違いを為出かさない人です。ちっとも隙きが無いのです。厳格に社会規則や倫理を守る人だが、情も結構有って、現実的対応を何時も誤らず、実に融通性が有り、どんな判断も的確なのです。しかし、貴方の後ろ姿には淋しくて暗い影が何時も付きまとっています。それは貴方が自分の楽しみと云うものを、すこしも持たない人であると云う所から来ています。



恋愛・結婚


貴方は家庭内において、責任感が強く配偶者や子供の面倒も良く、近所付き合いも良く、やさしくて何処から見ても非の打ちどころが無い夫(妻)と云う事に成っています(第三者から見て)。それなのに恋人や配偶者から全然面白味の無い人として扱われるのは心外であると思われます。その理由は貴方がセックスや趣味などにおいて、我を忘れて楽しむと云う風な無邪気さに欠けて居るからです。



職業適性


貴方程、職業適性の広いタイプは、世間にそうざらには居ないでしょう。どんな仕事でも立派にこなして仕舞うでしょう。ただし、芸能や芸術の仕事とか企画宣伝などの様に、好奇心と自由な発想が最大のポイントを占める職業に関しては、全く不向きなので充分注意してください。



対人関係


貴方は、仕事や対人関係において、責任の被り過ぎ、気の使い過ぎと云う所が有ります。もう少しリラックスして、自分もそれ相応に人生をエンジョイする事を考える様にして下さい。



「…………」ロイ


「…………」マーキス


「……すごいね、エゴグラム」ロイ


「……ああ。もう誤字脱字とか指摘してる場合じゃない」マーキス



「魔法使いって『芸能や芸術の仕事とか企画宣伝などの様に、好奇心と自由な発想が最大のポイントを占める職業』じゃないんだ」ロイ


「………………っは! 僕にはむいてないのか!?」マーキス

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-7- 魔法少年と最果ての地図 叶 遥斗 @kanaeharuto

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