(解決編)
私と華絵が前探偵部長である
「あなたが今回の事件の
日が沈みかけていた
「仮に"俺"が犯人なら、一体どうしますか?」
一人称が変わった彼は、私の問いかけに
「私が
私は堂々と、そう言い切った。窓から入る
「
彼は独りでにそう言ったが、私は復讐者であろうと決して
「だったら今、あなたが
彼は意表を突かれたように問い直した。
「それは、どういうことだ?」
「警察の捜査を
私は彼に問いただした。しかし、往生際の悪い彼は、開き直り始めた。
「もし、仮にそうだとしても一体、何になる?カネか名誉か?」
動機がなければ、裁判で心神喪失の無罪になると踏んだのだろう。でも、私には分かる。
「それに事件の動機は、あなた自身にある。それが、"4年前の復讐…"」
「4年前の復讐?何の事だか、さっぱり。」
「4年前、あなたのお姉さんが亡くなる直接の原因に
「…………………………………………………………」
「あなたが今回の事件の犯人よ。
私がそう言うと、彼は無言のまま、その場で
「4年前の決闘の結果、当時"生徒会長"だった
「休学直後に自殺した姉の遺書である志名川高校の生徒手帳には、こう書かれていた。*みんな、ゴメン。私のせいで、こんな事になってしまって。大梅君や富林君は、悪くない。悪いのは全部、自分。って…一体、何でなんだああああああああああああああああああ」
彼は私の話を聞いて叫んだ後、一粒の涙を頬に流しながら、ズボンのポケットから古びた2枚の用紙を無造作に取り出した。そして偶然にも、その紙に押し花のようにして挟まっていた一枚の色褪せた桜の花びらが用紙の隙間から冷たい床木に
「午後18時00分。殺人
そして、警察に逮捕された今でも、彼の
SHERLOCK GIRLS*2人のホームズと1人のワトソン 新庄直行 @Shin__Nao
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