こんなにも綺麗に回る唯一無二の歯車に私はなりたい

主人公アレスの苦悩と奮闘ぶりがとても面白いです。大変ですよね、組織の一部となって仕事をこなしていくのも。
次々とトラブルを起こす取引先や、無茶振りを繰り返す上司、なにをしでかすかわからない同僚、頼れる部下は帯に短し襷に長し、そんな時にもライバル会社は状況の変化を待ってくれない…。
私はこの物語のアレスのように優秀で無いのでそんなトラブルに見舞われたことはないですが、優秀な同僚が奮闘しているのを遠目に見ているようで、同情と応援の念を禁じ得ません。

そのような理由で他の小説とは一線を画する素晴らしい物語だと思います。
ただ、他の小説と同じように、主人公アレスが着々とハーレムを築いている点だけは共感なんて出来ませんが(笑)

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