伏線回収&主要/マイナー不問でキャラクターの扱いが丁寧

心血注いで書かれたと思われる、ゼロの使い魔の二次創作。

いや、二次創作と一言でくくるには惜しいほどに愛に溢れた作品です。

最初は長い感想にしようと思いましたがネタバレになるため、この作品をこれから読む方に対して伝えたいことを書きます。

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本作はとてつもなくゼロ使に対する思い入れが強いと分かる内容で、本家よりかはるかに1冊分の内容が濃厚(重い)です。

これは一方的な称賛というわけではなく、本家に比べて新しい展開の頻度、登場キャラクターの数が非常に多いために、読んでいて気を休める暇があまり無いとも言えます。

しかし、それがさほど気にならないほど興奮する“本家に書かれなかったシチュエーション”が盛り沢山なので、ゼロ使の世界観を存分に堪能できること請け合いです。

本作の良さを実感するためにも20巻までに出てきた設定を余すことなくおさえた上で読んでいただきたいと思います。

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