経験者ならば共感せずにはいられない。

『弓道あるある』が散りばめられていて、読んでてクスリとくることが多い。経験者でなければ書けない要素はとてもgood。
キャラクターたちも楽しげでなにより。

ただ、良くも悪くも経験者向けな作品であることは否めない。実際の弓道教本を初心者が見た時と同じように、未経験者にはちょっと敷居が高く感じるかもしれない。

私はこのままでも充分楽しめたのだが、読み物としてはその敷居の高さがネックになる。
読み進めていかなければその敷居の高さの理由がわからないと思うので、☆は一つに。
逆に、その敷居の高さを弓道の奥深さと思っていただければ幸いです。