概要
見つけたのは心という力だった。
I県O市、木澤町。そこには遊園地ができて、少年の住む街の一角は「遊び場通り」としてさかえた。遊園地のコンセプトに沿っているように、海賊船を模したような町並みは時折新聞や他地方の雑誌に取り上げられ、町の財政は盛り上がっていた。その遊び場通りにある花屋の息子・佐々木邦洋はある日服屋の便所で用を足していた。その一瞬、世界は邦洋一人を取り残し五〇年の時を過ごした。便所から出ると、すっかり老化した親友、荒れ果て廃墟群と化した遊び場通り、遊園地がある。奇妙な事件により世界に取り残された彼は、それをきっかけにして奇妙な戦いに足を踏み入れることになる。
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