概要
その都には、夜がない。――泣ける場所も、ない。
握るあいだだけ、悲しみが遠のく。春の王都に広まったのは、あたたかいのに溶けない雪だった。
そんな折、白い闇司祭レオニスのもとに、四年前に姿を消した師の手紙が届く。そこには、途切れていた子守唄の続きが記されていた。
歌に導かれ、向かうのは三百年、夜の来ない聖都。白い太陽の下で、人々の影は薄れていく。
いちばん短い夜が迫る。師が残した歌は、誰のためのものだったのか。流せなかった涙を胸に、レオニスは白い光の奥へ踏み出す――。
そんな折、白い闇司祭レオニスのもとに、四年前に姿を消した師の手紙が届く。そこには、途切れていた子守唄の続きが記されていた。
歌に導かれ、向かうのは三百年、夜の来ない聖都。白い太陽の下で、人々の影は薄れていく。
いちばん短い夜が迫る。師が残した歌は、誰のためのものだったのか。流せなかった涙を胸に、レオニスは白い光の奥へ踏み出す――。
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