概要
直江兼続の物語には、もう一人の男がいた。
戦国の越後。幼くして父を失った斎藤千松は、父の背中を胸に刻み、家を背負う若者へと成長していく。そんな彼の隣にいたのが、三歳年下の樋口与六だった。剣を教え、競い合い、ときに支え合う二人は、やがて春日山で上杉景勝に仕える道へ進む。与六は樋口兼続、そして直江兼続へと名を変え、時代の中心へ歩み始める。一方、宗久は華やかな表舞台ではなく、その背中を静かに見守り続ける。少年たちの友情と成長を通して、戦国の激動と、ひとりの男を支え続けた「隣の存在」を描く物語。
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