概要
毒ではありません。だからこそ、見逃せませんでした。
王宮晩餐会の開宴まで、あと二十分。
食品衛生官リヴィアが厨房で見つけたのは、
毒でも異物でもなかった。
百二十人分のクリームスープが、
規定より長く、生ぬるい状態で置かれていた。
見た目はきれい。
匂いもおかしくない。
一口食べても、おそらく普通においしい。
それでもリヴィアは告げる。
「この百二十皿は出せません」
今から作り直せば晩餐会には間に合わない。
料理長ユーゴが半年かけて考えた献立も崩れる。
それでも彼が最初にしたのは、
リヴィアを責めることではなかった。
百二十枚の皿を、厨房へ戻すことだった。
王宮厨房×食品衛生官×料理長×お仕事恋愛。
一話完結の異世界お仕事恋愛短編です。
食品衛生官リヴィアが厨房で見つけたのは、
毒でも異物でもなかった。
百二十人分のクリームスープが、
規定より長く、生ぬるい状態で置かれていた。
見た目はきれい。
匂いもおかしくない。
一口食べても、おそらく普通においしい。
それでもリヴィアは告げる。
「この百二十皿は出せません」
今から作り直せば晩餐会には間に合わない。
料理長ユーゴが半年かけて考えた献立も崩れる。
それでも彼が最初にしたのは、
リヴィアを責めることではなかった。
百二十枚の皿を、厨房へ戻すことだった。
王宮厨房×食品衛生官×料理長×お仕事恋愛。
一話完結の異世界お仕事恋愛短編です。
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