概要
「何人殺した?」「数えたことない」「俺も」
雨季の赤土の道を、男はバイクで走る。呼び出した男と落ち合い、同じ道を歩く。学校の校庭で、転がってきたボールを蹴り返す。下校する子供たちの列に、見覚えのない影が混ざっている。
「何人殺した?」
「数えたことない」
「俺も」
空き地で拾った薬莢を、少年が「それ、俺のだよ」と言って取り返しにくる。手渡すと、少年は子供たちの列に紛れて消えていく。帰り道、サイドミラーに映るのは、少年兵なのか、それともただの子供なのか。
「何人殺した?」
「数えたことない」
「俺も」
空き地で拾った薬莢を、少年が「それ、俺のだよ」と言って取り返しにくる。手渡すと、少年は子供たちの列に紛れて消えていく。帰り道、サイドミラーに映るのは、少年兵なのか、それともただの子供なのか。
ここまでの歪みに耐えてくれて、ありがとう。