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  • 拝読いたしました。

    静かながら濃密な描写で、見たことのない異国の地の独特な臭いに包まれた気がしました。住民たちの生活が克明に描かれており、確かに息づいている感覚があります。
    紛争地帯にある土地での出来事でしょうか。学校での日常と少年兵の姿が入り混じっているのが印象的でした。
    難解でちゃんと理解できている自信はありませんが、度々PTSDに近い症状を起こしているかに思えました。殺めた人の数を数えなくなっても、その事実がなかったことになるわけではないのでしょうね。

    作者からの返信

    二ノ前はじめ様

    コメントありがとうございます。読みながら匂いがした、と言われて、正直ちょっと固まりました。歴史を説明する代わりに、匂いや泥や足音だけに全部を預けようとして書いたので、届いていたなら十分です。

    国の名前も歴史も、本文には一行も書いていません。クメール語というワードだけヒントに置きましたが、それもスルーしてもらっていいものとして書きました。詳しく書いた瞬間、別の話に変わる気がして、いつも手前で止めました。少年の姿が消えたり現れたりするところも同じで、幽霊譚か妄想か、どちらかに決めた瞬間に話は軽くなる気がして、決めないままにしています。タイトルの「兵士」が誰なのかも、正直まだ自分の中で決め切れていませんし、それがこの作品に相応しいと思いました。

    主人公は自分の症状に名前をつけません。頭では処理し切れていないのに、体だけが勝手に覚えている。ボールを蹴る足がそうです。「数えたことがない」というのも、忘れたわけじゃなくて、数え切れないほどだったというだけの言い換えなんだと思います。

    彼は傷を負った側であると同時に、殺した側でもあります。「すまない」とも「償いたい」とも、一度も言わせていません。赦されるべきかどうか、その答えは物語の中に置きませんでした。

    この返信を書きながら、匂いの話のところをもう一度読み返して、指が止まりました。ありがとうございました。

  • 良かったです

    こちらを読んで、近況ノートを回って帰ってきました。

    なぜ走り出したのか、よく分からなかったけど、分からなくてもよいようなのでそのままにしました。

    泥と泥濘とバイクの描写がずっと続く。
    それがすごく良くて、
    ずっと読んでられます。

    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございます。

    今回エンタメ性なしで行ったのでどうかなぁと思いましたが、ずっと読んでられるとお褒めいただき、決断は間違いじゃなかったと確信しました。ありがとうございます。