概要
離したはずの手が、まだ冷たい。
事故で視力を失った恋人・天音は、不安になるたび星果の手を求めるようになった。
それから一年。
雪解けの始まった神社で、星果は今日も天音の手を引いて歩く。
冷たい指を握りながら、何度も言い聞かせるように名前を呼ぶ。
――天音は、三週間前に死んだはずなのに。
それから一年。
雪解けの始まった神社で、星果は今日も天音の手を引いて歩く。
冷たい指を握りながら、何度も言い聞かせるように名前を呼ぶ。
――天音は、三週間前に死んだはずなのに。
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