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概要
配達見習い十五歳。読めない宛先は、歩いて解きます。
宛先が読めない。差出人も分からない。そういう荷物のことを、この世界では
「迷い荷」
と呼ぶ。行きつく先が知れるまでの、あいだの呼び名だ。
どうしても届かない迷い荷は、めぐりめぐって魔導士ミナの家に流れ着く。ここが最後の頼り場だから。
リルは、その家の娘。15歳の成人を機に、迷い荷を届ける見習いを始める。
初仕事の翌晩、母から託された課題は、大魔導士のミナですら読めない古い手紙だった。
表書きは道歌〔みちうた〕。大昔にこの大陸の道を敷いた民が遺した、問いのような詩だ。
魔法では届かない。道を歩いて世界の決まりごとを学んだ者にだけ、一行ずつ読めるようになる。
配達人の父バドと、足音のしない妖精犬のクーを連れて、リルは南の町から北の里へ旅に出る。
各話の終わりに、小さな謎をひとつ
「迷い荷」
と呼ぶ。行きつく先が知れるまでの、あいだの呼び名だ。
どうしても届かない迷い荷は、めぐりめぐって魔導士ミナの家に流れ着く。ここが最後の頼り場だから。
リルは、その家の娘。15歳の成人を機に、迷い荷を届ける見習いを始める。
初仕事の翌晩、母から託された課題は、大魔導士のミナですら読めない古い手紙だった。
表書きは道歌〔みちうた〕。大昔にこの大陸の道を敷いた民が遺した、問いのような詩だ。
魔法では届かない。道を歩いて世界の決まりごとを学んだ者にだけ、一行ずつ読めるようになる。
配達人の父バドと、足音のしない妖精犬のクーを連れて、リルは南の町から北の里へ旅に出る。
各話の終わりに、小さな謎をひとつ
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