@miyanohraさん、『殲滅のアクギャクホルム』へレビューをありがとうございました。また、いろいろとご指摘いただき、助かっています。SFは考証が命ですからね。そこがいいかげんだと、すべてが台無しになるとぼくは思っています。
以前も紹介しましたが、宇宙艦同士の戦闘で、
「敵との距離、0.5パーセク。敵、ビーム発射しました」
というようなものがあり、いや1パーセクって3光年以上の距離があるからビームが着弾するまで一年以上かかるんだけど……と思ったことがあります。
そもそも1光年以上さきの宇宙船がビームを発射したことをどうやって知るのでしょう?
そもそもこの距離で敵艦と交戦するためには、ぜったいに超光速通信の設定が必要になります。
この方、Twitterで、「SF警察の検挙が激しく、その作家はSFを書くことをやめました」みたいなことを書いていたので、特にコメントしませんでしたが。
また、別の作品では、「高度5000メートルの衛星軌道」という記述があり、書籍化作家さんだったのでやんわりと、「少し低すぎないですか?」とコメントしたのですが、「静止衛星軌道の高度はこんなもんじゃないですか?」という返信がきました。さすがにこの時は、近況ノートにもうちょっとはっきりコメントしましたが。
ちなみに旅客機の飛行高度は、10000メートルです。
もちろん、なんちゃってSFならそれもいいと思うんです。『銀河鉄道999』みたいな。
でも、多少でも真面目なSF小説なら、ある程度の考証は必要であり、間違いがあれば訂正しなければならない。それはSFの宿命だと思います。
が、くだんの『殲滅のアクギャクホルム』ですが……。
第5章全57話。5月4日に完結します。で、ラスト近辺、突っ込みどころがもの凄くおおいと思います。ご了承ください。
また、5月4日の最終日はすこし多めの分量を公開します。ちなみにこの当日、ぼくは武術の演武で京都に出かけているため、コメント遅れると思います。そちらもご了承ください。