茜色。
http://irocore.com/akane-iro/「茜色の朝焼け 陽を浴びてきらめく巨体」と言えば闘将ダイモスですが、何故茜色は夕焼けや朝焼けの色として名前が挙がるのでしょう。色を見る限り、夕焼けや朝焼けはこんな色ではないですよね。赤とか赤橙とかでしょう。
いわゆる赤とんぼの正しい呼称はナツアカネとアキアカネですが、これまた茜色ではありません。何故アカネと名付けられたのでしょう。
茜さす、という枕詞がありますが、学研全訳古語辞典では「赤い色がさして、美しく照り輝くことから「日」「昼」「紫」「君」などにかかる。」とあります。朝や夕にはかからないのですね。
どうも言葉としての茜色と実際の茜色にはギャップがあるように思います。たぶん昔は普通の赤より茜色の方が高貴な色だったりとか、そういう理由があるようにも思えるのですが、よくわかりません。
日本語って難しいなあ、と思ったりした昼下がりでした。