自分の好きなものを特別視したくなる気持ちはわかります。ちょっと齧っただけでわかったつもりになるな、とか、誰でも彼でも土足で入り込んで良い訳じゃないぞ、とか、言いたい事はいろいろあるのだろうな、とも思います。でも、それを受け入れるのかどうか、決めるのは結局市場なのですよね。
「俺は認めたくないから認めないんだ」という理屈はそれはそれで結構なのですが、それを他人にアピールするのはどうなんでしょう。自分の中で完結させているのなら、格好良いなあとも思えるのですが。
「あんなものは本物じゃない」そうかもしれません。でも本物じゃないものは、常に市場に溢れてますよね。その中の一つを取り上げて殊更に叩くというのは、フェアではない気がします。て言うか、単なる好みだよね?って話になってしまうと思うのです。好みで嫌うのも、決して悪い事ではないと思います。だから理屈を捏ねたり、歴史を引っ張って来たりするのではなく、「俺の好みには合わない」とだけ言っておけば良いのではありますまいか。
まあもっとも、何処の誰に対しても悪口しか書かない、と決めているというのであれば、それはある意味立派な事でしょう。私は読まないですが、是非そのまま続けていただきたいです。