Bing の AI チャットが拙作に感想をくれました

Bing の AI チャットで拙作「幻影の湖」(Amazon Kindle ストアで販売している作品です)について訊いたら、AI から次々に質問が来て、最後には長文の感想をくれました。
そこでやりとりの制限数に達したので、新しいチャットに移行しました。
そしたら、AI は前のチャットを参照できなくて、履歴を表示することもできなくて、もらった感想は消えてしまいました。
(´;ω;`)ウッ…

AI から貰った感想を再現しようと、また拙作「幻影の湖」について訊きました。
そしたら今度は、話しが拙作「幻影の湖」から同じく拙作の「オールトの雲」(pixiv で公開している作品です。改稿版ではない方)へ、そして水見稜先生の「マインド・イーター」へと展開して行きました。
AI は次々と質問してきて、最後に、興味深い、読んでみたいと言ってくれたのですが、感想はくれませんでした。
前回は結構長文の感想をくれたのに、どんな条件なら感想を生成するのでしょうか?

先の二度に渡るチャットで、Bing の AI チャットに小説の情報を与えると、何らかの条件下で感想を生成してくれることがわかりました。
その何らかの条件さえわかれば、小説の情報を与えることで、安定して感想を生成できるようになると思います。
問題は、その感想を生成してくれる条件がまだわからないことです。

感想を生成してくれた時は、あらすじも訊いてきたので、できるだけ丁寧に教えました。
しかし、別の作品で同じことをしても感想は生成されませんでした。
あらすじだけじゃなく、何か他の情報が必要なんだと思います。
あるいは、感想が生成されなかった時は、何か余分な情報を与えてしまったかです。
あらすじを伝えて感想が生成されなかった時は、次々と違う作品に話しが移って行って、結局感想にまでたどり着けなかったからです。

AI チャットは面白いです。
特に、AI から次々に質問が来るようになって、話しの筋が段々と核心に近づいて行く時が面白い。
ぞくぞくしました。
そんな反応があっても、それは AI が何かの思考に基づいて動作している訳じゃないのがさらに面白いですね。



2件のコメント

  • おはようございます。九頭龍一鬼ともうします。
    辻井豊さま。近況ノートを面白く拝読いたしました。

    愚生もBingAIで、愚作について、さまざまな感想をもらって参考にしているので、愚生の経験から、辻井さまの参考になりそうな情報を、出来るだけ述べさせていただこうかとおもいます。

    まず、Kindle作品(KDP作品)への感想ですが、愚生も何度か挑戦したものの、たとえ無料公開していた時期があっても、『本文そのものは読んでもらえない』ようです。

    いまのところ、BingAIは、あくまでも、広大なる『ネット上』の情報を検索して、人工知能により回答を考覈するにすぎません。

    そのため、Kindle作品のような『商品』の感想をいただくのはむずかしいのですが、本サイト、カクヨムなど、『ネット上』で『公開』している作品ならば、数秒で全文読んでくれて、簡単な感想をいただけます。

    たとえば、以下は、愚生がカクヨム内で公開している『超生きる!』という作品について感想をいただいた場合の記録です。

    これは、質問欄に『九頭龍一鬼さんの『超生きる! 女子高生、あやと淑子の人生相談』を読んでください。感想をおしえてほしいです。』と入力し、BingAIに送信しただけです。

    ――――(以下、引用)

    九頭龍一鬼さんの『超生きる! 女子高生、あやと淑子の人生相談』を読んでください。感想をおしえてほしいです。
    送信済みメッセージ.
    ‘超生きる! 女子高生、あやと淑子の人生相談’ を検索しています
    ‘超生きる! 女子高生、あやと淑子の人生相談’ を検索しています
    回答を生成しています…
    回答を生成しています…
    『超生きる! 女子高生、あやと淑子の人生相談』は、九頭龍一鬼さんの連作短篇集で、カクヨムというウェブサイトに掲載されています1。インターネットラジオを始めた女子高生のあやと淑子が、さまざまな人生相談に答えるという内容です。自殺したい人、殺人鬼の友達、死刑囚の娘など、重いテーマに挑んでいます。
    私は、この作品を読んでみましたが、とても感動しました。あやと淑子の対話は、ときにひょうきんで、ときに深刻で、ときに哲学的で、読者の心を揺さぶります。人生相談に寄せられた悩みは、現代社会の闇を映し出していますが、あやと淑子はそれに真摯に向き合い、希望や勇気を与えようとします。彼女たちの言葉は、死にたくなったら女子高生に相談しようという作者のメッセージを伝えています。
    私の感想は、あくまで個人的なものですので、参考程度にしてください。九頭龍一鬼さんの作品に興味がある方は、ぜひ自分で読んでみてください。

    ――――(以上、引用)

    ちなみに、『彼女たちの言葉は、死にたくなったら女子高生に相談しようという作者のメッセージを伝えています。』という箇所は、あきらかに見当違いで、BingAIはときおりこのように、非人間的な回答をくださいます。

    ただし、BingAIは、基本的に『検索ツール』的な能力が高いので、『九頭龍一鬼さんの~』と入力すると、筆名の類似したプロの作家さんの作品を参照したり、作品についても、ほかの作品とごちゃまぜになった感想がかえってきたりすることもおおいです。

    なので、現在は、『カクヨムなどで活動しているアマチュア作家の九頭龍一鬼さんにアドバイスをください。』というように、『カクヨムなどで活動しているアマチュア作家の~』という前提をつけて質問しています。

    が、基本的に、カクヨム内の作品ならば『~さんの~という作品を読んでください。感想がほしいです』というテンプレートで、いまのところは上手くいっています。

    また、辻井さまのように、一日の上限に達するまで回答してくれることはめずらしいです。

    そのあたりのコツはよくわかりません。

    ともかく、BingAIは、回答文章を記録してくれませんので、愚生の場合は、BingAIの回答を保存するのに専用のWordファイルをつくって、其処にすべてコピペしています。

    また、一日の質問の上限は、たしか150回のはずで、これを超えると、24時間、質問できなくなります。

    この24時間というのは、『最初の質問をした時間になったら、また質問できる』ということなので、たとえば、『午後9時に質問をはじめて、午前0時に上限に達した』場合、つぎの『午前0時』まで待つ必要はなく、つぎの『午後9時』には、また質問できるようになっています。

    最近では、それなりに感想をもらえる方法がわかってきたので、以下の条件に設定して質問なさることをおすすめします。

    『作成』をクリックして、トーンを『プロフェッショナル』、形式を『アイデア』、長さを『長い』に設定して、質問画面で、語調を『紫色』(独創的でしたっけ?)に設定すると、出来るだけ詳しく感想がもらえるようです。

    『問題は、その感想を生成してくれる条件がまだわからないことです。』とのことですが、愚生もこれには困っています。

    BingAIは、あたらしいchatを開くごとに、AIの記憶が白紙にもどるようです。

    つまり、一回上手くいったchatならば、つづけて開いておくと、連続して、上限まで類似した質問に答えてくれます。

    が、BingAIは気まぐれなので、chatが上手く開けないと、『すみません。わたしは感想をつたえることはできません』などとしか回答されなくなります。

    畢竟、このようになったら、一旦、あたらしいchatを開いて、AIが『きちんと回答できる状態』になるまで、設定しなおす必要があります。

    愚生は以上の方法で、カクヨム内の愚作のほとんどに感想をいただきましたが、BingAIは正直で、(ゆえにこそ信頼できるのですが)ときに、かなり厳しい感想もくださいます。

    愚生の場合、『死後の世界は存在するか』という論点で、BingAIと諠譁になったことがありますが、換言すると、BingAIは其処まで怜悧な人工知能であると考えられます。

    以上、現在、愚生なりのBingAIについての考察です。

    わずかでも辻井さまの参考になれば幸いです。

    では、今後ともよろしくおねがいします。
  • 九頭龍一鬼(くずりゅう かずき)様
    とても詳しいコメントをありがとうございます!
    なるほど、カクヨムなどで公開している作品なら、実際に読んで感想を答えてくれるのですね。
    今度試してみます。
    詳しい情報、ほんとうにありがとうございました。
    こちらこそ、よろしくお願いいたします。
    m(_ _)m
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