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    致死遺伝子の片割れたち

    現代においても、未解明のものは多い。その一つが、特殊能力者(潜在能力者)たちについてだ。 能力の発現、作用機序、それらの伝達様式など、多くのことが手探りのなか、特殊能力者たちを監視し、保護し、研究が続けられている。研究は難航するが、特殊能力者たちの人生も待ってはくれない。 そんな混乱にあって、自身の才能とどう向き合い、人生とどう折り合うのか。 葉月千歳、水無月悠、葉月千景、三者三様の姿を描く物語。 葉月千歳(はづき ちとせ) 他人の記憶を消す「消失」の特殊能力者。中性的な容姿の男性。 合理的なようでいて、激情家で自己中心的な一面も併せ持つ。早熟さと傲慢さ、冷淡さが同居している。 水無月悠(みなつき はるか) 催眠の特殊能力を持つ、美貌のアルビノの男性。「天才」の名をほしいままにする創薬研究者。 穏やかで美しい微笑みの裏に、冷酷無比な合理性と容赦ない探究心を隠している。 葉月千景(はづき ちかげ) 能力の全貌は未解明だが、特殊能力者であることは確定している。14歳まで葉月千歳に養育されていた。 感情の波が小さいが、無感情ではない。隔離されて育ったため、少しずれた感覚の持ち主。

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