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「第一巻 中学校編「ちはっ、失礼します」 Ⅲ年 「定期戦Ⅲ」 (6)脱いだもの」について

 応援団のユニフォーム、というやつもいろいろありますね。

 男子の場合は「学生服」。
 変形があったり、なかったり。
 ハイカラだったり、バンカラだったり。
 変形も、短ラン、普通、中ラン、長ランなど。

 女子の場合は「チア」。
 本作の当時は「道着」や「着物」が結構ありました。
 最近は、女子でも「学生服」という姿も多いようですね。
 (男子学生の人数難も影響しているようですが)。

 結構昔からあるものに、「トレーナー」もありますね。
 早慶戦でよく見かけました。
 海外のチアボーイ的な光景からの発想かとも思われます。

 この応援団のユニフォームも、「学生服」を着ているから、選手が奮起するか、
 と問われれば、まあ、積極的な、直接的な、影響というものは疑わしい、と。
 そうなると「昔ながら」の「学生らしさ」というあたりに帰結するのでしょう。

 機能的に考えれば、夏などは涼しい恰好ですれば効率も良いとは思いますが、
 どこか「やせ我慢」というか「気合」というか、そういう本来のところとは
 ちょっとズレたところの「ご本人の美学」というものがあるのも事実でしょう。
(筆者も真夏の京都、祇園祭の頃に学生服姿で、ちょっとくたびれた覚えが)

 昔は、夏も、今ほどは暑くなかったということ。
 また、「応援行為」のメッカであった「旧制高校」ではおおむね「霜降り」の
 合服(春秋用)があったことにも起因していますね。
 本作の当時は、この「合服」もまだ中高で採用している学校がありました。
 また、霜降りではなく、黒でも生地が薄く、風通しのよい合服もありました。

 作品中、コーコさんは、着物に水を被っていますが、
 立体裁断の洋服と比べて、平面裁断の和服の場合、
 水に濡れると、脱ぐ速度が圧倒的に遅くなります。

 ※添付画像は、実在の人物、写真に基づくものではありません。創作物です。
  今回は、水を被る前にまず羽織を脱いでノリノリのコーコさん。

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