応援団のユニフォーム、というやつもいろいろありますね。
男子の場合は「学生服」。
変形があったり、なかったり。
ハイカラだったり、バンカラだったり。
変形も、短ラン、普通、中ラン、長ランなど。
女子の場合は「チア」。
本作の当時は「道着」や「着物」が結構ありました。
最近は、女子でも「学生服」という姿も多いようですね。
(男子学生の人数難も影響しているようですが)。
結構昔からあるものに、「トレーナー」もありますね。
早慶戦でよく見かけました。
海外のチアボーイ的な光景からの発想かとも思われます。
この応援団のユニフォームも、「学生服」を着ているから、選手が奮起するか、
と問われれば、まあ、積極的な、直接的な、影響というものは疑わしい、と。
そうなると「昔ながら」の「学生らしさ」というあたりに帰結するのでしょう。
機能的に考えれば、夏などは涼しい恰好ですれば効率も良いとは思いますが、
どこか「やせ我慢」というか「気合」というか、そういう本来のところとは
ちょっとズレたところの「ご本人の美学」というものがあるのも事実でしょう。
(筆者も真夏の京都、祇園祭の頃に学生服姿で、ちょっとくたびれた覚えが)
昔は、夏も、今ほどは暑くなかったということ。
また、「応援行為」のメッカであった「旧制高校」ではおおむね「霜降り」の
合服(春秋用)があったことにも起因していますね。
本作の当時は、この「合服」もまだ中高で採用している学校がありました。
また、霜降りではなく、黒でも生地が薄く、風通しのよい合服もありました。
作品中、コーコさんは、着物に水を被っていますが、
立体裁断の洋服と比べて、平面裁断の和服の場合、
水に濡れると、脱ぐ速度が圧倒的に遅くなります。
※添付画像は、実在の人物、写真に基づくものではありません。創作物です。
今回は、水を被る前にまず羽織を脱いでノリノリのコーコさん。