駿河君の苦悩も、周囲の有形無形の支えによってなんとか収拾を迎えました。
本作内における、集団の混乱は、奇しくも「良い方向」に大きく動いていったようです。
ただし、時代や背景、構成する人々の考え方次第では、全く同じ結果になるとは限らないでしょう。
こうしたことは、最初からある程度「一つの方向性を持っている」「それについてのある程度のコンセンサスがとれている」場合に成し遂げられることで、部活動でも「一定の期間以上、同じ経験をしている」などの諸要素が必要かと思います。
最初から「反発」や「変革」を求めている人々が一定数存在する場合には、「頑として聞かない」ことや「了承することは負けること」のように、「維持になってしまう」ことがあり、事態が複雑化することがあります。
そういうときは、どうするか、民主主義的な多数決で決するわけですが、それでも納得がいかない場合には、「分割」という結果になることも少なくはありません。
何はともあれ、一難去った駿河君達ですが、思春期ですから、まだまだ問題ごとはやってきます。
※添付画像は、実在の人物、写真に基づくものではありません。創作物です。
今回は、ベーデとヨーサン(眼鏡版)。