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「第一巻 中学校編「ちはっ、失礼します」 Ⅲ年 「特練Ⅲ」 (5)妥協はしないの 決して」について

 駿河君の苦悩も、周囲の有形無形の支えによってなんとか収拾を迎えました。

 本作内における、集団の混乱は、奇しくも「良い方向」に大きく動いていったようです。
 ただし、時代や背景、構成する人々の考え方次第では、全く同じ結果になるとは限らないでしょう。

 こうしたことは、最初からある程度「一つの方向性を持っている」「それについてのある程度のコンセンサスがとれている」場合に成し遂げられることで、部活動でも「一定の期間以上、同じ経験をしている」などの諸要素が必要かと思います。

 最初から「反発」や「変革」を求めている人々が一定数存在する場合には、「頑として聞かない」ことや「了承することは負けること」のように、「維持になってしまう」ことがあり、事態が複雑化することがあります。
 そういうときは、どうするか、民主主義的な多数決で決するわけですが、それでも納得がいかない場合には、「分割」という結果になることも少なくはありません。

 何はともあれ、一難去った駿河君達ですが、思春期ですから、まだまだ問題ごとはやってきます。

 ※添付画像は、実在の人物、写真に基づくものではありません。創作物です。
 今回は、ベーデとヨーサン(眼鏡版)。

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