前回に引き続き、悩める駿河君です。
とにかく忙しい思春期ではありますが、時折、「立ち止まって」じっくり考えるということも必要だと思います。
行き当たりばったり、思いつき、その場の雰囲気、になりがちな中学生時代ではありますが、どれだけ考える時間をとれるかで、その後の広がりというものも違ってくるかと。
勿論、暇なように見えて、忙しいですから、高校生や文科の大学生のように四六時中思索しているわけにもいきません。ましてやもう三年生。
こういう時に、追い立てるだけではなく、クールダウンのきっかけを作ってくれる先生というものも、大変ありがたい存在だと思うのです。
最近は、「ゆとり」の反動のつもりなのか、どうにも急ぎ過ぎるきらいがあります。親も子も教師も。立ち止まるべきときは立ち止まらないと、大きな事故につながるのではないかと、心配になったり。何もかも最初から模範解答や解法を降らせる必要もないと思います。上を見上げて、ぴぃぴぃ騒いでいれば餌が降ってくるような時代を中学生、高校生、大学生まで続けてしまうと、社会人になってから、その何倍もの「停滞」を強いられるようになりますから。
※添付画像は、実在の人物、写真ではありません。創作によるものです。
第一音楽室で、苦悩する駿河君。