• ラブコメ

「第一巻 中学校編「ちはっ、失礼します」 Ⅲ年 「選任」 (5)御託」について

 中学生では、ようやく男性の精神年齢が女子に追いつき始める頃ですが、三年生になってようやく、そうなるか否か、といったところかと思います。

 実際のところ、「同じ年」というのは、いつまで経っても追いつけないのではないかな、と個人的には思うところなのですが。

 部活動ばかりでなく、人と人の関係というのは、どうしても「嫌なところ」の方が先に目につきがちです。
 好きなところと嫌いなところの折り合いをつけていくためには、「腹を割って話をする」ということは結構大事だと思うわけです。

 最近は、この「腹を割って話をする」以前に「諦めて」しまったり、ややもすれば最初から「切り捨てて」しまったり、そういうことが多いようにも感じます。

 本作では、三年生になって急激に「人間関係」の描写が多くなりますが、それは年齢的に「まとまった話になる」くらいの精神年齢になってきたことが背景にあると考えています。ここから先は、こうした話が中心になっていきます。ようやく「ラブコメ」に入りつつあるといったところです。
 一年生でも、二年生でも、勿論「人間関係」はあるのですが、どうしても男女間の精神年齢の違いで文字通り「お話にならない」ことも多く、この本編では割愛しています。(その辺りは、今後、掲載するスピンオフの作品で掲載予定です)。

 ※添付画像は、実在の人物、写真に基づくものではなく、完全に創作によるものです。(今回は、悪だくみをするコーコとベーデ)

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