応援団、というのは、当時、小学校でも中学校でも運動会のためなどに、ほとんどの学校でありました。
今では、応援、というよりも、集団競技でチアダンスのようなことをする学校も多いようですが、当時はまだまだ「対抗意識」というものが何かにつけ強かったのか、「勝たせる」ために声援するという行為が元気でした。(笑)
当時、本作に書き込んだ「定期戦」の元ネタとなった競技会では、まだ旧東京オリンピックでの「国立競技場」熱が後押ししていたのか、保護者、卒業生、関係者を含めて1万人規模となることも珍しくなく、運動会のための応援の延長で乗り切れるものではありませんでした。
各校、卒業生の伝手を頼り、東京六大学野球での応援見学や、各大学からの指導を仰ぐなどして、中学生なりに消化していたものです。
小学校から上がってきたばかりの一年生と、次は高校の三年生では、体力も思考力も雲泥の差があるもので、時に緩衝材、時に発破剤として上手にまとめてくれていたのは、男子よりも少し大人びていた女子の面々や、陰に日向にサポートしてくれた卒業生であったと、今更ながら感謝しています。
※ 画像は実在の人物に基づくものではなく、創作によるものです(リーダー板からの指示と、観客側を向く駿河君)。