普段は落選時にノート書かないんですが、気分も落ちているので愚痴がてらノート上げ。
近々近況ノートはいくつか整理しようと思っているので、多分その時に消えます。
今回出した小説は、以前のノートに書きましたが児童向け短編小説の中間を通過したものだったので、正直一次すら通過できなかったというのはだいぶ凹んでいます。
通過作品数多いですし、つばさの一次はテーマを大きく外してなくて規定が守れていればだいたい通る的なのを見たので、じゃあよっぽど外してたのかなと。
あとは全然関係ないとは思いますが、発達障害のノートを上げたのは編集視点からすると失敗だったかなぁとちょびっと後悔しています。
これは諸刃の剣というか、メリットとデメリットが両方あることを承知で、エッセイor発達障害の小説を書く気があったから公開したんですけれども。
メリットとしては、だいぶ言い方悪いんですが、現在発達障害やLGBTQの問題は一種のトレンドなんですよね。なので、現在進行形で困りごとがあり、診断を受けてから治療までの一連の流れを当事者視点で書けるのは、需要があるのではないかと考えました。
デメリットとしては、普通に仕事相手として関わりたくないんですよね、メンタルに問題のある人間って。就活でも落ちるじゃないですか。
クローズドの場合は申告義務がないので、手帳を持っていても普通に一般枠で就職できますが、面接で聞いてくるとこやっぱあるみたいですね。で落とす。
ここで「違う」と答えるのは虚偽になるので、応募者は黙秘か肯定の二択になるわけですが。まー黙秘はほぼ肯定。(本来聞くことがNGなので黙秘は当然の権利です。)
作家の中には発達障害者も割といて、それをエッセイなどで公開している人達もいますけど。
それが一作目、って人は私の観測範囲内だとあんまり……いないですね……。売れてる人が、実は、ってパターン。あとはコミックが大半なので、SNSから火がついてはあったかもしれない。
あるいは純文学界隈なら一つの武器になったかもしれませんが、児童文学や女性向け恋愛を扱ってるところだと、忌避する要因になるのかもしれません。
真偽は不明ですが、落ちた時にそれが要因かもしれないな、と疑心暗鬼になるのも鬱。
公表、一発当ててからにすれば良かったですね……!
でもそれだといつになるかわからないっていう。一生当たらないかもしれないし。
今は作家に限らず仕事相手のことはまずネットで調べる時代なので、私は最初からずっと言っていますが、近況ノートもSNSも全部編集に見られているつもりで書いていますし、それがどんな印象をもたらすかもある程度は考慮しています。ある程度は。
その上で、例えばフェミニストであることなどは公言しているわけです。
(といっても女性はほぼ全員がフェミニストである認識ですが、この辺の定義は話が逸れるので割愛。ポリコレ発言の時に下書きしたノートにあるのでそのうち公開するかも。)
これは反射的に嫌う人達がいることも織り込み済みで、作品の表現上そこは絶対譲らないという意思表示でもあるからです。
基本的には作者と作品は別物だと考えていますが、作者のスタンスや倫理観というのは作品に大きく影響するので、発信している人間はそれも含めてのSNS戦略という認識です。
私がSNSで差別発言をした人はブロックしている、と言ったのはそういう面です。
差別感情を持っている人が、必ずしも差別的な作品を書くわけではありません。それをSNSで堂々と書けてしまうような人は、差別を差別と思っていないため、その価値観を作中に持ち込むから読みたくないんです。
むかーしSNSで呟きましたが
https://x.com/yuki_taniji/status/1565941229816524800良く出されるのが傘の例です。
「帰り道、建物から出ると雨が降っていた。自分は傘を持ってきていなかったけど、傘立てに傘が置いてあったので、それを使った。」
これは普通に窃盗なんですが、「傘立ての傘は公共物」という認識の人が一定数いて、これが当然だと思っている人は正義感のあるキャラや真面目なキャラに、傘を持っていかせてしまうんです。
作者が実際に傘を窃盗するタイプだったとしても、「まぁ犯罪だけどバレなきゃいいっしょ」と思っていた場合、犯罪だという自覚があるから人には言いません。善良なキャラにもさせません。これが「作者と作品は別」が成り立つケースです。
自覚のある悪人も、サイコパスも、面白い作品を生み出す可能性があります。これが自覚がないと、作中で突然キャラがおかしな行動をしたり、整合性がなくなります。
なのでSNSという全世界に発信できる場所で、倫理観を欠くような発言をする作者は嫌われます。特に女性はSNSをよく見ているので、過去の発言に引っかかると、読む気が失せるわけです。これは作者と作品を同一視しているわけではなく、作者が作品内で善悪の書き分けができないと判断するからです。
マイナスの話を先にしましたが、プラスの面もあります。
オタクはよくSNSのネタに乗っかりますが、性癖発表ドラゴンとか、ああいうネタに乗っかるのは、要は「私はこういうのが好きですよ!」という作者の趣味を発表することで、「そういう作品を好きで楽しんで書いてくれる人」という信頼が生まれるからです。同じものが好きな読者は、その信頼のもと作品を読んでくれるわけです。
そこから「自分もそれが好き」という編集さん、あるいは「今ウチの雑誌にそれが欲しい」という編集さんがコンタクトを取ってくれるかもしれません。
好きなもの、やりたいことはどんどん発信した方がいいとよく言われる理由ですね。誰だって嫌々やられるより、楽しんで仕事してくれる人に頼みたいものです。
なので作者の自我を出していくというのは、SNS社会では一種の営業だと思っています。
故に、うかつなことを言うと、仕事への道が断たれるわけです……。
それは炎上するような内容に限らず、例えば毎日「仕事が忙しい、残業ばかり」と呟いているような人は、果たして執筆時間はどれだけ取れるのだろう、と考えますよね。
webコンテストでは更新頻度も見ていると言われますが、コンスタントに作品が作れる人なのかどうか、というのも選考基準なわけで。
大きな賞なら、「受賞したら仕事辞めます!」って決めてる人もいるかもしれませんし、受賞後に相談になるかもしれませんが。
直接打診で書きおろしを依頼したい出版社などは、「今忙しそうだし原稿遅れられたらやだな~」と躊躇するかもしれません。
なるべくなら、いつでも「お仕事歓迎です!」って言っていたいですよね。
忙しいアピールは時と場合によりけり。
これ絶対ダメってわけじゃないのが難しいところなんですよね……。
会社の仕事忙しくて執筆どころではない、ってのはアウトですけど。
「執筆の仕事いっぱい抱えて忙しい!」って人なら、「この人今需要ある作家なんだな」って思ってもらえる、っていう……。
戦略~~~。
近況ノートではこんなにお喋りな私ですが、Xで作風が作者とギャップあるかの投票したとき、そもそも人格が謎に2票入りました。多分Xのみ繋がってる人ですね。
https://x.com/yuki_taniji/status/1854552160916451384リアルでも割と人格が謎だと思われてます←
発達障害者にはよく「悩みがなさそう」というタイプがいますが、私もこれです。ただし悪い方で。
感情が表に出にくいのは共通ですが、良いタイプだと、ちょっとぼんやりしていて、にこにこしていて、「天然ちゃん」の方向で悩みがなさそうに見えるっていう。
このタイプは本人は葛藤があるかもしれませんが、周りからは愛嬌があるので可愛がられるタイプです。ただし可愛がりの度が過ぎるといじりになるので、ハラスメントに要注意。
私は自己防衛もあり「無愛想」の方向で感情が表に出ないので、体調が悪い時や落ち込んでいるときなど、特に「怒っている」などと言われがちです。
数回「思っていることが顔にすぐ出るんだから」と注意されたことがありますが、これ当たっていたことがありません。ほぼ向こうの思い込みです。
これを言わない大多数からは「何を考えているかわからない」「メンタル強者」「叩いても平気」と言われます。
特にラストが厄介で、集団に注意したいことがあると、槍玉に挙げられがち。
例えとして適切か微妙ですが、営業部全体の成績が落ちたとして
「谷地!お前は契約何件とった?何してたんだ?このままでいいと思ったのか?ノルマ達成のために今後どうするつもりなんだ」
みたいな詰められ方して、最後に
「谷地だけじゃなくてお前ら全員に言えることだからなー、来月は頑張れよ!」
と集団に向ける。そして後から謎に
「お前には言っても大丈夫だと思ったから」
みたいなフォローが入る。叩いて平気だと思った、って、多分向こうは褒めてるつもり(ガッツがある的な)なんでしょうけど、それで率先して叩かれたい人いるわけなくない?
という愚痴を同僚に零そうにも、同僚も「いやいや、谷地さん大丈夫でしょ!」みたいにあっさりスルーされるので、愚痴の輪にも加われず、弱音に一切共感されず、吐き出す場所がどこにもない。
それで限界ギリギリ壊れた時に「辞めます」みたいなことを言い出すと、「事前相談なしに突然最終決定をする人」という判定を下される。いや言ってたよ、聞いてもらえなかっただけで。
だもんで、こういうブログ的な場所は、愚痴を吐き出すのにもってこいになってしまうので、いつもだらだらと井戸の底に弱音を吐き続けているわけです。途中で邪魔されないし、「そうは見えない」って言われないし。
それでも前述したように、場所と内容は考えてます。
こういう人生での悩みみたいなものは、小説にも組み込んでいますし、そういう作品をたくさん上げているので、評価の面であまりマイナスにはならないと思って、作家アカウントでは上げています。
しかし、人格に疑問を持たれるような発言はしていませんし(多分)、執筆で凹むことがあっても「もう書くのやめようかなー!」とか「どうせつまんない作品だし!」みたいな作家としての自分を下げる発言は、一度もしてませんよね。そういうことです。
コンプラ意識とモラルがあって、締め切りは守るので、メンタル弱者ですけど執筆の仕事はできますよー!!
確定申告も毎年してますよー!! 督促来たことありませんよー!!(当たり前)
お仕事くーださい!!!!