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I am a god. この小説の構成について。


  私は小説を書くときには、全て構成を考えてから書きます。

 キャラクターや小説の細かな組み立ては、書いている途中で変化させていきますが、それは全体的に形が整うように調整しているということです。ちょうど絵を描いたり、立体の作品を作るように書いているのです。
 
例えば、この小説では、①のように第一部は右上方向のベクトルで表され、主人公が神様として成長していく過程をプラス方向で書いています。

 第二部は、マイナスのベクトルで表され、主人公に降りかかる厳しい試練が表現されています。第一部を読まれた方は驚くようなインパクトを受けられると思います。

 そして第三部では、第二部とは全く違う穏やかなトーンで物語を最初のXY軸原点に戻します。すなわち3つのベクトルを足すと大きさが0になるというふうに作っています。

 このイメージはまた、②のようにまるでデッサンをするような制作方法でもあります。すなわち、第一部の終わりがハイライト、第二部が、影の部分や反射光を表現する部分を描いています。そして、第三部では、中間である自然色の部分を色塗りしていると言うことになります。

 このように、近々始まる第二部では、全く第一部と違う展開になり、バイオレントアクションドラマになっていきますので、驚きをもって引き続きお楽しみください。
山谷灘尾

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