『昊国秘史』「第十 花に譬ふれば」第37話 公開しました!!
皇太子が皓月に贈ったという“掬花”とは何か、それがいよいよ明かされます。
https://kakuyomu.jp/works/16817330669250683815/episodes/16818023212423356538 ◆ ◆ ◆
さて。
琴、圍棋(囲碁)、書、画というと、士君子の嗜みとされた四芸でありますね。
「楽器が弾けて、ゲームが強くて、字も絵も上手い男ってモテそうだろ」的な話を、大学の講義だか、漢文研のゼミだかで、昔された様な気がいたします。
モテるモテないは兎も角、
そういう嗜みのある方って素敵だなあって憧れた記憶はあります。
この場合の憧れるというのは、自分ができるように成りたい、という意味です。
さて、己を鑑みるに、
囲碁ですが、教えて貰ったこともあったり、本を読んだりしたのですが、そもそもルールが理解出来ませんでした。哀しみ。
書は、小学~大学の授業で習った程度。
大学では、下手に書くと「打ち首だよ」などという“あたたかい”励ましの言葉をいただきながら、隷書体ばかりを書かされた記憶。
いや、実際はもう少し色々書いたとは思うのですが。
画は、まあ、落書き程度に。描くのは好きです。
絵にせよ文にせよ、「かく」ということは結構好きなようです。
水墨画みたいな絵が憧れ。あれをどうにかデジタルで再現できないものかと試行錯誤。なんなら中国で出版されている描き方指南を読んだりもしたのですが、理想までの道はまだ遠い……。
添付したのはウン年前に描いたものです。
見るのは描くより好きです。
そして、楽器。
自分は学校の音楽で習った程度のことと、地元の祭りで練習した篠笛ができる位です。今は、学校でギターとかお琴とかやったりすることもあるようです。
う、ら、や、ま。
触れたことのあるなしで、始めることへのハードルって、ぐっと下がりますよね。
大事なことだと思います。
中国のドラマで、格好よく琴を弾いてるシーンを見る度、ひたすら憧れます。
いつか習いたい……そんな密かな野望を持っています。
残念ながら私が住んでいる田舎では、なかなか学ぶ機会もなく……。
そもそも教室がない。
『昊国秘史』は、メインキャラの皆さん、何かしらの楽器を嗜んでいたり、楽狂・尚王が出てきたりしますが、そんな憧れを含んだものだったりします。
弾けなくても書くことはできる!
ところでかつて、
二胡を習っていた時期がありました。
東日本大震災で先生が帰国してしまい、
程なくして私も就職して地方に出たのもあり、
ず~っと機会を失い、
私の二胡も、埃を被っていたのですが、
一念発起、昨年暮れから久々に習い始めました!!
これまでやってきたことを継続し続けるのも良いのですが、
新しいことをするって、良いですね。
新鮮な気持ちになれます。
が、一方。
長年放置していた我が二胡が、大分無残な状態になっており。
(古書の棚の傍に置いていたのが大失敗!!)
そのままでは使えない、ということで、
只今、二胡の故郷、蘇州は無錫にフルメンテナンスに出しております。
私も行きたい。
帰ってくるのを指折り数えているのですが、
春節で、伸びたりしないよね……?などと恐々としております。
今は、先生から借りた上海二胡を使っているのですが、
小心者なので、触る度に、ひやひやしてしまいます。
うっかり壊したらどうしよう、とか、傷つけたらどうしよう、とかとか。
そんなことを思いつつも、毎日練習一時間ノルマを課されているので、
なんとか続けて行きたいと思います。
理想の美しい音を目指して!