お久しぶりです。今年初めての近況ノートでございます。
この度は初心女を読んでいただきありがとうございます。自身のミステリーとしては4作目の完結を迎えることができました。これも偏に皆様に読んでいただけることをモチベーションに書き続けられたからだと思います。日頃から応援いただけることを糧に、これからも執筆を続けていけたらと思います。
さて、作品の話ですとタイトルの『初心女』 読みはウブメです。
もちろん、タイトルの初心女というのは造語なのですが意味はそのまま中学生の初心な女の子、さらに『姑獲鳥』『産女』という意味も籠っています。
京極夏彦氏のデビュー作のタイトルにも含まれる姑獲鳥という妖怪。その伝承や特徴がこの話にどんな深みを与えるのか、興味を持って調べていただけると幸いです。
改稿予定は9月です。皆様のリアクションを基に改稿をしていきたいと思っていますので、どの点が良かった、悪かったなどの意見を頂けると嬉しいです。
『愛慾に至る病』『初心女』さらに現在未公開中の『愛の帰り』『乙女地獄』『藍より青い愛』の三作に共通する愛をメインテーマとした作品群は一旦、ここで終わりにしようと思います。未公開の三作はまとまり次第、公開するかもしれませんので、そちらを楽しみにしていただけると幸いです。