台風のさなか突然の報告申し訳ありません。
雨風の気配を感じながら最新話を書き始めて数時間。
表題の通り、第2部を仕切り直しさせていただくこととしました。
当然今まさに書き終えて手元にある未公開最新話もお蔵入りとなるわけですが、もし楽しみにお待ち頂いていた方がいらっしゃったら重ねてお詫びします。
これ(第2部)はこれでそこまで悪くはない。
そうは思うものの、一方で実はかなり前からこれじゃない感を感じていたんです。
きっと皆さんの中にも同じ感覚の方が大勢いらっしゃるんじゃないでしょうか。
第2部を描くなら彼らの物語を前に。
おそらくその気持ちが強過ぎたんだと思います。
なんていうんでしょうかね。
熱くない鉄を叩いているような感覚といいますか……。
もちろん物語である以上、「彼らがどんな結末を迎えるのか」という大テーマはあるわけですが、
きっと本作の良さはそこだけじゃないんですよね。
少なくとも彼らの物語は「ゴールを目指すもの」ではなくて。
「気付いたらそこにゴールがあるもの」なんだろうな、と。
そういう意味で第2部は逆走も逆走。
作者のエゴで永瀬さんと久遠さんに無理強いをさせてるような気すらして、かなり前からとてつもなく申し訳なく感じていたといいますか。
そもそも第1部は最長でも数話で完結するエピソード主導のストーリーテリングがゆえに読みやすく、且つ後読感も短いタームで味わえたのが良さだったはずで。
1話あたりの文字数が少なくなったとはいえ、10数話にも及ぶ帰省編ではないよなぁと。
このまま突っ走った場合、物語が少しばかり進む代わりに第1部と第2部で作品としての統一感も無くなってしまう。
そんな危惧もありつつ。
その一方で勿論楽しく読んでいただいていた方もいらっしゃるとは思います。
もし第2部の続きを読みたい、そんなご要望があれば是非是非お寄せください。
それはそれで若菜も喜んでしまうのだと思いますが重ねてお詫びを。
思い起こせば1話だけ。
気分転換にと公開した作品です。
そういう意味で本作は紛れもなく皆さんと一緒に作り上げたものという感覚も強くて。
もし良かったらコメントください。
今後は第2部を書き直すか。
第1部で完結とするか。
しっかり考えた上で結論付けたいと思います。
ふと思い出したこと。
実はこれと同じくだり(テイク2)を「嘘告トラウマを持つ俺の家に告白されまくりの後輩美少女が同居することになった」をスタートした際にもやってしまってました。
たしか4話ほど書いたところでテイク2となったんですが、最終的にやり直して良かったと思っています。
その際に背中を押していただいた皆様に改めて感謝を。
そういえば同作の第2部スタート時にも同じことをやった気が……。
そういうリアルタイムでのやり取りが出来てしまうのもウェブ小説ならではなのかもですね。
さておき、台風ですのでくれぐれもお気を付けください。
今日も皆さんが良い1日を過ごせますように。