早速、例の映画を昨日は見てきました。そう、待望のあの映画ですよ。
「すばらしき世界」です。
主演、役所広司。実話を元にした映画。人生の大半を刑務所で過ごした元殺人犯の三上。それをドキュメンタリー風に追う映画。三上は元893の反社なので、筋彫りだけの刺青がまたすごく良くて、それでムカつくと、すぐ手とか出ちゃうのですよね。
「なんで戦ってぶちのめすしか、策がないと思うんですか? そこが変わらない限り、あなたは社会では生きていけない!」
「おまえらみたいな卑怯者にになるぐらいなら、死んでけっかたい!!」
いやぁ……、本当によかったなぁ。心をえぐってきますよね。
ずっと観たかった映画だったんですよ。なんせ「永い言い訳」の監督ですから。
……じゃなくて「エヴァ」でした。次いでなんで、観てきました。
なんか、面白い、面白くないというより、「ようやく終わった」という想いの方が感慨深く、序が公開された時から数えて、……14年ぐらいですか? もっとテンポよく公開していってくれれば感想も違ってきたのだと思うのですけど。
それにしても、待たせ過ぎちゃいましたかねぇ〜?
だって、この間にお亡くなりになってしまった知り合いとか結構いますからね。
これなら旧劇の方で十分完結してたじゃん?なんて思ったり。シンジくんが25年かけて少し前向きになった程度で、さしたる成長もないのかな?と思ったり。やっぱりゲンドウくんがいちばんの甘ったれだったり。彼らは結局、変わったようで何も変わってない気もした。でも、それがファンにとっての魅せ方としては、大事なのかもしれませんね。
ただ、眉ひとつ動かさず「さしたる感想もない」っていうのは、自分にとっては残酷な現実として写ってしまっている。そう思えてならない。学生時代、あんな熱中した作品すら気にも留めなくなってしまう鋼のような精神性が恐ろしい。
生きるってことは「図々しく、図太く」なることなのかもしれない。