• 異世界ファンタジー

読書研究 奇世界トラバース

今週は奇世界トラバースを読んだ。
GC文庫の新人賞の受賞作だ。
読んでみると、なるほど世界観が新しく、ひねりがきいている。ダンジョンなどが登場する物語はいくつも存在する。ダンジョンや迷宮物は一つのジャンルを確立しているほどだ。
この作品は、ダンジョンのような、異世界を移動するような迷宮が舞台だ。
世界ごとにその世界ならではの生態系やそれを利用した活動が必要になる。その世界観が独特で、物語に深みと説得力を与えている。
本当に生きるか死ぬかの世界なので、その緊迫感もうまく描かれている。
主人公とヒロインが力を合わせて、知恵と勇気で困難を打ち破っていくのは王道でよかった。
購入してからずっとキンドルで積読していたので、読めてよかった。
やはり新人賞を取る物語には光るものがあるのだなと納得する私なのであった。

マネしたい点、誰にもまねできない独特の世界づくり

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