• 異世界ファンタジー

読書研究 雪蟷螂、MAMA

キンドル読み放題で紅玉いづきさんの作品を二つ読んだ。
ミミズクと夜の王は読んだことがあって、今回読んだのはMAMAと雪蟷螂だ。
両方とも女性の気性が激しい。それが物語をドラマチックにしている。
作者曰く人食い三部作なのだそうだ。
何となく、よい物語を読んだと思った。確かな魂のようなものがある。どんな物語もそれがないとだめなのかもしれない。
雪蟷螂は最初は乗り切れなかったのだが、読み進めると物語の違う側面が見れて面白かった。
雪蟷螂はタイトルで損をしている気がする。雪で蟷螂ってなんだんねんと普通の人は思うだろう。まあ読み終わればそれがよく合ったタイトルではあると思う。ただ、読む前に見るタイトルとしては強くない気がした。
蟷螂ってあんまりいいイメージがないし。まあそこがこみで、タイトルがマッチしているのではある。
タイトルをつけるとしたら、雪花の恋とか?氷雪の愛とか?だめだ、普通過ぎる。自分にはタイトルのセンスがない。
後はやっぱり小説と言うのは奥が深いと思った。
ただ起きている出来事をつづるだけでは物語ではないのだ。まあ起きていることをつづるのはつづるのだが、言葉を選んで始めて物語なのかもしれない。とかまあ当然なのかもしれないけど。
総じてよい物語を読んだと思った私なのであった。

マネしたい点。物語の描写と言葉選びのセンス、魂のある物語づくり

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