• 異世界ファンタジー

読書研究 バベル ネタばれ注意

今週はバベルという電撃の新文芸の本を読んだ。
もともとは人気ウェブ小説だったらしい。もうすでに書籍も完結していて、ウェブ小説にしては巻数が少ない。でもそれだけとっつきやすくもある。長大なシリーズはなかなか手がでないからである。この本の文庫版は読んだことがあるが、それとは違い、大きくストーリーが追加されている。比べて見て単行本の方がずっと面白い、と思った。文庫版とは大筋のストーリーは同じなのでここまで差が出るものかと思い驚いた。
読んだ結論としてはやはり面白い。ウェブで読ませる作品だったのもうなずける。蜘蛛ですがなにか?とか転スラとかを見ていて、やはりウェブで人気のものは書籍でもよいものが多いのだなと実感する。
私は比較的時間を制限してその中で少しずつ読むタイプなのだが、時々読み手を物語の中に引きずり込み、あっという間に読み尽くしてしまう本はある。ある作家はそれを物語の重力と言っていた。確かにそれぐらいの力がないとだめなのかもしれないなと思う。よい物語に出会えて満足な私なのであった。

マネしたい点、物語に人を引きずり込む力、丁寧な描写、独特の世界観。

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