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カクヨム甲子園2023②

先日、カクヨム甲子園2023の最終選考結果が発表されましたね(出遅れ感)
中間選考を突破した【ねがい桜の約束】は最終選考を抜けることができませんでした。
正直とても悔しいです。しかし、納得もしています。
自分の作品に足りないものは自分が一番知っていたから。

少しだけ自分語りを。 

中間選考から12月の頭くらいまで、私は自信がない中「でも、中間で選んで貰えたしもしかしたらワンチャンあるかも」と微かな期待を抱いていました。

私は本当にカクヨム甲子園が大好きで、既にいくつもの歴代受賞作を読み込んでいて、2023同志の作品も少し読んでいて、だからレベルの高さは十分知っているはずだったのに。
憧れが強すぎた故か「絶対受賞したい」って思ってしまった。同時に心の底では「あの作品の出来じゃ受賞なぞ到底無理だ」って思っていたのもあり、本当に精神をすり減らされた期間でした。
自信もないのに夢を捨てきれなくて、中間選考後も悪あがきのようにしつこく改稿を続けて、もう馬鹿みたいって毎晩泣きそうになってました。

私は弱い人間です。小説書くのも遅いし、ねがい桜だって構想から一年かかって完成したくらいなんです。
もしかしたら、あまり小説を書くのに向いてないかもしれない。 

もう全部やめちゃおうか。
そう悩んで悩み抜いて、そして吹っ切れました。

私は小説書くのが苦手だけど、でもやっぱり好き。
小説を書きたい。
まだ、ここでは終われない。
私が無事そう思えたのは、同じ中間選考を突破した方々の作品を読んでいる時でした。
彼らの熱量に圧倒されて、同時に負けたくないって思いました。

つまるところ、
私を舞い上がらせたのも突き落としたのも、そしてまた書く気力を与えてくれたのも全部、カクヨム甲子園だったんです。
側から見ればただ振り回されているように見えるでしょうか。でも、私はこのコンテストを通して「暁葉留」という人間を見た気がします。
どこまでも弱くて、要領が悪くて、でも「小説を書く」ことが大好きな自分を。

長々とごめんなさい。

来年もまた、カクヨム甲子園に参加します。
ブラッシュアップした【ねがい桜の約束】と、新たな数作を携えて。ねがい桜は私が陸前高田で過ごした2年分の夏が詰まっているので、もっともっと良い作品にできるよう死ぬ気で頑張ります。

カクヨム甲子園と、【ねがい桜の約束】を読んでくださった全ての方に愛を込めて。
これからもよろしくお願いします!!


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