• 異世界ファンタジー
  • 現代ドラマ

夢のタカシの・・ (疑う勇者)

タカシは歩いていた。てくてくてくてく歩いていた。
どこを歩いているのか知らない。でもタカシは気にしなかった。
なぜ歩いているのか知らない。でもタカシは木にしなかった。

で、
疲れないんで休まずに延々と。

臭いがした。
なんか、とても気持ちの良い臭い。
臭いが流れてくる方に向かう。
道はない。何もないところを歩いているので、方向など自在なのだ。

ずっとずっと先に何か感じる、見える?
タカシにはそれは輝いているようにも見えた。臭いが視覚になるならば、そうなるだろうか。

(作者注:全く何も考えてません、キーを叩かされているだけ?w)

ガラムのような良い匂いでも、その昔は安酒だったけどいつの間にか高級クラスになってたメコンのような尖った旨さの臭いでも無い。その手の者ではなく一般人であれば「うっ・・」となるソレ。

裂きイカの臭いにまっしぐらに矢のようにすっ飛んでいく豹のようなぶっとびかたのシャム系るわいちゃんのように一般人では目で追えないような速さですっとんでいくタカシ。

タカシはそれを手に取る、眩しくて見つめられないほどのそれだ!
では、と、臭いをかごうと鼻をちかずけ

シュンっ!!!

はっ!!
「おはやう、タカシくん」イサム
ここはっ?!
見回すと、おうち(宿)の一階の食堂の隅の席
・・・・・・
「・・何したんすか?・・いいトコだったんっすけど?」タカシ
「は?おまえの部屋で寝てただけだろ?」

「いやいやいやいや、超最上級、いや、アレは神をも越える・・そう、超女神クラスの超級品、その・・そうだあと1病あればかげたのに!かげたのにいいいいいいいいいいいいいいっつ!!!!
なぜっつ!!なぜその1病をまてなかったのですかっつ!!!えろい人にはそれがわからんのですよっつ!!!!」
「病が間違ってる、、いや、この場合正しいのか・・・でもな?んじゃそれ神の靴、だろ?おまえ、どういう臭いだと思う?」

・・・・・・「・・・・どう、なん、っすかね?」タカシ
「バラの匂いとか、なんか所謂いいニオイ系なことは確実な」イサム

「メフィさーん、朝定くださーいっつ!!」タカシ



飯を食い終わって茶をすするタカシが
「・・んじゃ、どーゆーとこが、いんすかね?」
「んーーー、そうさなぁ、、ほどほどの所、なんじゃね?」イサム

茶のおかわりを持ってきてたメフィ
「刑務所の労働者の靴、とか?」
・・・・・・・・・・・・・・・・(タカシ)
タカシは難しい顔をしている

「・・あるんすか?刑務所」
チャレンジャータカシである。

「聞いたことねーなー、魔国にはあるのか?」イサム
「ないですけど?」メフィ
・・・・・・

イサムが草履姫など主だった国の者達に念話で聞いてみたが、
「んなの面倒なので、下っ端でこき使うか消すかしかしてないわ!」
とかが代表的な解答だった。

「・・レンタル靴屋とか、やったら?」
イサム、タカシに提案してみる
「!!!いいっすね!!」
食いつきの良いタカシ

「でも、客が来ますかね?」メフィ、現実的である
「タカシ、お前、靴を借りようと思うか?」イサム
「・・・・買うほうがいいっす」
「借りた場合、返しに行きますか?」メフィ
「めんどくさい」タカシ
だよなぁ、、と3人

ダメな提案するなよイサム

「ま、いつかは現実で超級品にであえるんじゃね?そういう夢なんじゃないか?」
とイサムが慰める
「・・・・・そうっすね、んじゃ今日から靴探しに専念しますっつ!!」
「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」イサム、メフィ

「あのですね?、1つの最上級を探すに、いくつのダメ品を嗅ぐんですか?」メフィ、リアリストである
「すうひゃっこ?」タカシ
「運が良けりゃその程度で済むだろう」イサム
「あなたの鼻が、脳が、持ちますか?強化なんかしたら臭いに・・・」メフィ
「ああ、敏感になりすぎるか、鈍感化するか、しかねーよ」
がっくり崩れ落ちるタカシ

ぽんぽん、とその肩を叩き
「地道が一番近道だぞ?」イサム
「・・・・・とりあえず、そうするっす、、、」



とかいいながら、翌日学校に行く(仕事)と

「今日の授業は特別研究です!」タカシ
席に着いている皆は少し期待する、特別?!!

「いいニオイ(タカシ基準)の靴のサーチ魔法を皆で作りるのですっつ!!」タカシ
シュン、シュン!、シュンシュン!!!!シュンシュンシュン!!!!!!

教室にはタカシ以外誰も居なくなった

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する