暇なので日向ぼっこをしている、なぜかタカシも隣りにいる。
「なぁタカシ、おまえ、空飛ぶ時どうしてる?魔法。」
何気に訊くイサムだが、訓練場の土手に腰を降ろしてのんびりしている今、(ああ、そういえば腰を下ろしてどっこいしょってのも重力なんだよなぁ・・・・あ、飛行魔法楽になるんじゃね?)と思ったのだ。
「えー?・・・・びしゅーんっつ!!って?」
「・・・おお、そうか・・・。ちなみに重力操作とかしてねーよね?」
「???なにそれ美味しいの臭いの???」
「・・いや、、、。・・・・あのさ、おまえ学校で何していたの?」
「行ってた」
ふーん、、、
「小学校で引力とか重力とか習わなかったか?」
「・・・・・あ、重力!グラビティって魔法がゲームであった気が・・・」
授業よりゲームっすか
「まぁいい、そう、それ。地球の中心に向けて引っ張る力が働いているんで俺らは星から落っこちないで済んでる」
「落っこちるって、どこに?」
・・・タカシなのに鋭いな?
「まぁ、落ちる、って現象も重力があるから存在するんだよなぁ、、、」
「ふーん????」
自分で質問しておいて判ってないタカシ、ゲームで何も学んでねーじゃん!
「いや、地球や星だけじゃなく、モノには全て万有引力っていう力があってな」
「なぜ?魔法なの?」
するでぇなあ?!!
「・・・・あのな、必要だから誰かが造ったんだろ?、引力無いと細胞がくっつかないだろ?ノリだってボンドだって作れないんだぞ?みーんな単細胞・・・あれ?単細胞も存在できねーじゃん?分子?いや、最小単位だけじゃん?原子の周りを回ってるのも引力あるからだし・・・」
「誰がそんなちまちましたことしたんですかね?」
ちまちまって・・・
「そらー、人間や神なんぞにも及びも付かないなんかだろーなぁ」
「・・・暇だったのかな?」
かもなー
あれ?
「・・・・ちっげーーよっつ!!!重力の力を逆にする魔法使えば、一気にお空に楽に飛んで行けるんじゃね?っていいたかったんだよっつ!!!」
「すごいっすね?やってみて?」
え?そうお?
・・んじゃ、、
えーとっ、、重力を感じて・・よしよし・・で、この力をぎゃくn
どっぴゅーーーーーんん!!
・・・・・・・・
「・・・・・たぁまぁやーーーーーーー」(タカシ)
イサムはおもいっきしすんげー勢いで空高く飛んでいきました♪