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夏知らずの花園あとがき

全4話!長かった!とくに3話の字数どうした!!!!!!
そんなこんなでお読みいただきありがとうございました。6月に書き始めたのにもう12月ですって。あれ……どこへ行ったの夏と秋……。もう冬だった……あれ…………。
小説形式リプレイって、多分リプレイの中でも読まれにくいものだろうし、さらに自分の文章の癖として「くどい」っていうのがある気がするので、最後まで完走してくださったあなたはきっと神様です。ありがとうございました。
リプレイによくあるPLとPCとGMが話すという形式は自分には書けないので(ああいう形式で書いて面白いってのは相当技術がいる気がするし、私自身が台本系のを読むの不得意なので書いてる途中で嫌になる気がした)、書くのなら実際のプレイログを原案や脚本という位置付けにして小説に仕立て上げるしかなかったから、この形になりました。私が「TRPG経験がなくても物語として読めるもの」が欲しい、と思っているのもあったんですが。しかし、メタを殺すとダイス目の偶然の回収に筋の通った理由が必要になるので、確かに小説形式は面倒くさいよね、と書いてみて思いました。得意の捏造と妄想でねじ伏せました。


【全体的な感想】
GMじゃないのに、キャンペーンシナリオの一話が終わるごとに書いてるのは馬鹿だと思いました。だってこの先どうなるか知らないのに伏線を撒かなければならない。神視点が入りようがないという点(=キャラ視点以上の視座がない)では書きやすかったのかもしれないけど、めちゃくちゃ肝を冷やしながらプレイしてたよ4話とか。ちなみに私はルアンの中の人だったのですが、プレイ中はもう全然ロールプレイしてなかった気がします。すみませんでした。
書いてる時はずっと、脚本をもらって現場に入って、役者と美術と監督を同時にやる、みたいな気持ちでした。2020年秋をきっかけに、見ているテレビドラマの本数が自分史上劇的に増えたこともあって、頭の中は連ドラ制作チーム、みたいな。だから、ドラマにするならここにこういう画がほしい、場面カットするならここ、みたいに、常に映像が脳内に再生されながら書いてたので、地の文捻り出す時がひたすら苦しかったです。間は何秒とかカメラがこっちからこうパンで!とか言いたくなっちゃうわけですよ!脳内に監督がいるから!でも言えないからさぁ!
映像化する技術が有ればそのまま監督するよ!映像にするよ!って今でも喚き散らかしています。各キャラの造形も凝ってたしね(中の人たちの趣味趣向が爆発してた)。思い出落書きもぼちぼちしてるので、纏まったら支部にでも保管しようかなと思ってます。近況ノートにも1枚画像が貼れるみたいなので、ラストシーンのルアンを添えておきました。この帽子は実在する好きなお洋服ブランドのお帽子がモデルです。どこの何かピンと来た方はお友達になってください。

【1話】
ダビくんが火薬をぶん投げた時にすぱーんとキャラが決まりましたね。この時まだ中の人は「ダビと意思疎通が取れない!」と言ってましたが、結局最後までずっとこんなんだったから、意思疎通ちゃんとできてたんだよきっと。
1話はPLの勘を取り戻そう&オンラインセッションに慣れよう!が目的の大部分で、軸を通すために置くべきエピソードがほぼない話だったので、時間稼ぎついでにルアンとフェンネルの絡み(非公式二次創作)をサルベージで入れたらどこかで回収しなきゃいけないフラグになってあとで困るやつになった。誰ですかそんな面倒くさいことしたの!って3話書きながら喚いた(自分)。

【2話】
レッサーオーガ前の魔法陣でなんやかやするとこは書くの楽しかったです!!コンジャラー系では?って言うのは中の人のメタ読み発言だったんですけど(あの二人が知識判定振ってみる→二人とも達成値届かず)、ビアンカのゴーレム(冒頭)がミスリードっぽく機能してて、ここで「わあGMすげー!」ってシナリオに感動したので、メタ発言だけどどうにかキャラに話してもらって入れちゃった。でも結局なんだかわからないままだったのはきっと伝わってるよね!
そして2話後から3話に至るまでの時間経過が早速ずれて(ゲーム→一晩、ノベライズ→三日)、ここからタイムスケジュールの捏造がたいへんになっていきます。
特筆したい思い出は洞窟とレンジャー技能ですかね。レンジャー技能による回復で効率よくなるのはどういうことだと喚き散らし、吸収効率が良いってことか!?なら気化して吸うか注射じゃん!?と考え吸入器を導入したり、水流のある洞窟がなんなのか知るべく洞窟形成メカニズムを調べたり、湖とかがある洞窟って実際どんな?と龍泉洞の観光案内と二日睨めっこしたりしました。あと洞窟入口に関しては時オカの炎の神殿と闇の神殿がイメージに近くて、久しぶりにハイラルへログインしました。あの洞窟は闇の神殿の立地とだいたいおんなじだと思っている。

【3話】
なっっっっげえ!
ルアンが不調になり追及され過去がどうだったか分かるという部分は、ダイスの女神の誘導もありました。なので公式と言い張る(セッション前半出目が低い&ファンブった)。
そして私が法医学系ドラマ書籍をたくさん摂取していたせいで死後1週間の死体を大真面目に考察する羽目になりました。2話セッションでは「知り合いを捜すために顔を覚えて帰ります」(byフェンネル)くらいの処理で終わってたんだけど、いざリプレイ書こうとしたら「1週間放置された人間の死体が顔保つわけなくない!?腐敗ガスで腫れて誰だか分かんねえぞ!?」って。そこで転がってるのがルーンフォークだったら良かったんだけどね(?)。
腐敗具合も実は決めていまして、洞窟の多湿による腐敗促進+蚕食で骨が見え始めていて、蛆は蛹になってたという設定です。洞窟ならすぐ蛆がびっしりつくかなぁって。だから半分肉で半分骨。蛆をつけまくれば、自然に放置して腐敗にまかすより白骨になるまでがめちゃくちゃ短縮されるので、1週間で白骨死体も夢ではない。「せや、骨剥き出しにして復顔や!」となったのはここ2年ほど科捜研の女をめちゃくちゃ見ているからです。見ているだけで科学捜査知識が勝手に蓄積されるドラマ。
終盤ディアンテのところに行ったときの嵐は、私の居住地周りで夕立(ゲリラ豪雨?)が発生してマイクにのったのを他プレイヤー達に「天然BGM」って言われたのと、シーン的にも似合うし良いじゃんと採用。ちょうどよく一泊できたしやはり神は物語を見ている気がする。
ここでも4話のシナリオについては分からんまま布石をばら撒いているので不安はマックス。はたして私はちゃんとこれを畳めるのか!!
ここで【花園】入った時点で、ダビの中の人が「危険な花園なら燃やし尽くせばいいんと違う?」と言っていた場面があって、これが4話の山火事発言の元になってます。4話でも言ってたかもしれないけど忘れちゃった。3話開始時点で松明を各自18本持っていたので、燃やす種はいくらでもある(笑)。

【4話】
プレイヤーの会話が!!ひたすらメタかった!!!!よってノベライズの会話はこれまでのキャラから逸れないようにひたすら捏造しています。
あと時間経過の捏造にも勝手にNPCいっぱい出した。1話時点で4日かかった道のりが、4話プレイ時は数時間になってたから「GMー!?」って心の中で叫びながらプレイしましたね、懐かしいね。細かいこと言うと【花園】⇔調査隊本部の所要時間どこいった?状態にはなってるんですけど(描写し忘れ)、バレなきゃ些事!(おい)時計持ってる人あの場にいないから許されたい!
4話で楽しかった捏造はフェンネルさんがメリアミスルトゥ見破る時です。セッション本体では対戦直前の魔物知識でフェンネルが抜くのであの時には分からないんだけど(それ以前にもGMが知識判定振らせてくれたけど誰も達成値届かず)、魔物知識の時にペネトレイトを併用したうえで自動成功したので、まあこれくらいの捏造なら演出として許されるやろ!ってそちらに持っていきました。フェンネルさんは、4話に至る時にセージも取ってきたのでいちばんなんでもできる人になってたね。もう大黒柱じゃん(ソーサラー、プリースト、レンジャー、セージ)。
パーティー名は1話後に「次の時に決めよか~」って言ってたんだけど、そのあと結局誰も何も思い浮かばなくて名前がないまま終わっちゃって、でも話にするなら必要だから、と私の独断と偏見で決定。いろんな意味をのせたんだけど、語らせすぎるとくどいので本編ではかなり省略してます。こんな意味もあるんですよ〜の話めっちゃしたいけど需要がないと突きつけられたら悲しいから需要あったらあるって何かしらで教えてください。

はじめてこんな長いの書いたし、その分すごい頭を使って書いたので文字書き体力が上がったと信じたい。何はともあれ半年楽しかった。キャラメイク含めると3月からなので3/4年なんだけど。創作ってたのしいなー!!!!

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